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浜野佐知監督「高齢者の性」(『静岡新聞』2015年7月21日掲載) [現代の性(一般)]

7月22日(水)
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『静岡新聞』の「窓辺」欄に連載されている映画監督の浜野佐知さんのエッセー。
7月21日掲載の第3回は「高齢者の性」。
静岡県在住のSさんが送ってくださった。

そうか「百合祭」の試写を見せていただいてから、もう14年も経ったのか・・・。

今でこそ「高齢者の性」は、まともに考えるべきテーマになったが、当時は必ずしもそうではなかった。
「百合祭」も本来のテーマと異なってレズビアン映画のような扱いをされ、その度に私は「違うんだけどなぁ」と思ったことを思い出す。

「高齢者の性」への浜野監督の着目は、まさに10年以上早い、先見の明だったのだ。

【追記(24日)】
Sさんから連載1回目(7月7日)、2回目(7月14日)の分も送っていただいたので、追加アップします。
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コメント 2

HNnashi

前回、不躾にも関わらず、お返事ありがとうございました。HNnashiです。

こういうのを見ると、日本では女性が(社会的に)老けるのが早いのかなと思う事があります。
先日の礼装アンバランスの話でそうでしたが、個人的に日本では、性的な魅力を魅せる様な服は「〜歳まで」の様にかなり年齢に囚われてる様に感じます。(これに限らず〜歳までに結婚とか)
南欧とかだと、50歳位までは「女の子」呼びだったり、70歳代でのビキニ水着も珍しくないそうなので、私としては、こう感じてしまうのですよ「日本では、女性はすぐに無性化するのが求められているか?」と。
「女は家」とか「女は性的に受身でなくてはならない」とかの規範が関係してるのかとか色々考えてたりするのですが・・・どうなのでしょうね・・・?
by HNnashi (2015-07-23 12:00) 

三橋順子

HNnashiさん、いらっしゃいま~せ。
おっしゃる通りで、日本では、女性は(社会的に)老けるの早かったです。
武家の奥向きでは女性は30歳で「お褥下がり」(性的な場からの退場)は普通のことでした。
避妊技術がない状況で、過度に妊娠を繰り返して身体を損ない命を削ることを避ける意味もありましたが。やはり男性からそれを求められた側面は強いと思います。
近代以降でも(1950年くらいまで)、25歳を過ぎれば「オールドミス」(老嬢)と呼ばれていたわけで、現在とはかなり認識が異なります。
さらに、既婚の女性は、性的な対象ではない(ことになっていた)わけで、そこらへんの感覚も違います。
つまり、性的(「色」の)な対象になる女性は、「娘」(だいたい25歳以下の未婚の女性)だけなんですね。
by 三橋順子 (2015-07-25 19:32) 

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