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箱根大涌谷半径約100mで最大6cmの隆起 [地震・火山・地質]

5月8日(金)
あっ・・・・・(絶句)。
6cmは大きい。
通常、こういう隆起はミリ単位だもの。

熱水が上がってきて、水蒸気が膨張しているにしては隆起の値が大きすぎる。

じゃあ、何が上がってきている?って聞かないでください。
答えるのが怖いから。

ちなみに、箱根火山の中央火口丘(神山、箱根駒ヶ岳、上・下二子山など)は、粘性の高い溶岩円頂丘(溶岩ドーム)です。

http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.243113%2C139.022155&z=16&base=std&ls=20141009-20150507d_sar_hakoneyama%2C0.74%7Chakoneyama20141019_20150507&cd=f2%2Ff2_0&vs=c1j0l0u0&d=l#16/35.243113/139.022155
↑ 明らかに円形の隆起(黄色~薄いオレンジ)が認められる。
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大涌谷半径約100mで地殻変動

火山活動が活発になっている神奈川県の箱根山の大涌谷について、国土地理院が衛星によるレーダー解析を行った結果、最近になって大涌谷周辺の半径100メートル程度の範囲で地面が隆起し、中央付近では最大で6センチほど隆起しているとみられることが分かりました。
K10010073351_1505081741_1505081757_01_03.jpg
国土地理院は、火山活動が活発になっている箱根山の大涌谷周辺の地面に変化がないか、地球観測衛星「だいち2号」がレーダーで観測した去年10月と今月7日のデータを比較し、解析しました。
その結果、大涌谷の斜面では、半径100メートルほどの範囲で地面が隆起し、中央付近では最大で6センチほど隆起しているとみられることが分かりました。
隆起したとみられる場所は、大涌谷の観光施設や駐車場がある場所から東へ100メートルから300メートルほど離れていて、現在、立ち入りが規制されているエリアの中にあるということです。
国土地理院によりますと、先月17日のデータによる解析では、こうした変化は見られず、地面の隆起はそれ以降、最近になって起きたとみられるということです。
解析に当たった国土地理院宇宙測地課の和田弘人課長は「今回の解析結果は局所的に地下の浅い部分で起きた膨張をとらえている可能性がある。今後は隆起が確認された範囲にさらに場所を絞って地上で詳しい観測を行いたい」と話しています。
「NHKニュース」5月8日 16時48分
http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20150508/k10010073351000.html

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コメント 2

かずみ

いわゆる一つの破局噴火というやつですか。この日本列島に人間が住みついて文字を操れるようになって以降まだ誰も経験したことのない(地球上でもそうでしたっけ)破局噴火がとうとう起ころうとしているわけですね。富士山ばっかりに気を取られていて箱根はまったくのノーマークでしたね。箱根が本気で噴火したら被害規模は富士山の比ではないはずです。我々はこのまま、ただ指をくわえて破局噴火の地獄絵図を待つしかないのでしょうか。
by かずみ (2015-05-08 21:47) 

三橋順子

かずみさん、破局的噴火の本命はイエローストーンでしょう。
箱根山にはそこまでのエネルギー蓄積はありません。
あまり大袈裟に考えない方がいいと思います。

箱根山の最悪のシナリオは、大湧谷で水蒸気爆発を何度か繰り返して火口を形成、その後、マグマが上昇して本格的な噴火が始まり、やがて溶岩の塊が地表に現れ、溶岩ドームを形成という感じでしょうか。
ただ、そこまでの事態にはならないと思います。
単発の水蒸気爆発はあるかもしれません。


by 三橋順子 (2015-05-08 22:07) 

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