SSブログ

「二丁目浄化」の始まりか? [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

3月10日(火)

いよいよ、東京オリンピック2020の前に「第二次・東京浄化作戦」の開始かな。
「歌舞伎町浄化」の次は「二丁目浄化」というのが、石原都政時代からの東京都の基本方針で、それは舛添都政になっても変わっていないようだ。

警察の風俗取り締まりの重点は「男女(異性愛)関係」なので、同性愛系の店は、従来はかなり「お目こぼし」されてきた。
警察が本気で「男女関係」並みに営業取締りをし始めると、同性愛系の店はかなり厳しいことになると思う。

今までの「二丁目」同性愛者の世界は、社会の「埒外の自由」みたいな感じがあった。
店にも客にも「ここは治外法権」みたいな感覚があり、好き放題やっていた部分があることは否定できない。
でも、同性愛者も異性愛者並に扱うということになれば、そうした「埒外の自由」は失われていくことになる。

社会の中で「あくまでも異性愛と同等」を求めていくのか、今までのように社会の「埒外の自由」を享受するのか、日本の同性愛者たちは、岐路に差し掛かっているのかもしれない。
safe_image.jpg
↑ 今回摘発されたお店。

ちなみに、「接待」になる行為とは、
従業員が客の側に座る、
従業員が客の身体に触れる、密着する、
従業員がお酌をする(カウンター越しに1杯目を注ぐのはOK)、
従業員と客がカラオケでデュエットする、
特定の客のために従業員が歌う、
客の歌に従業員が手拍子したり合の手を入れる、
などが該当する。
「風俗営業」の届けをしてないで「接待」行為をすると、「風営法違反」の無許可営業となり摘発対象。
カウンター越しに従業員と客が会話するのは基本的に「接待」行為にはならないが、特定の客と長時間、会話を続ければ「接待」行為になる(「長時間」てどのくらいだよぉ)。

-------------------------------
ゲイバー経営者を逮捕、無許可接待の疑い 「他に多数」

ゲイバーが多いことで知られる東京・新宿2丁目で、許可を受けずに接待業を営んだとして、ゲイバー経営の男(32)=横浜市中区=を、警視庁が風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕し、10日発表した。一帯には約450店のゲイバーがあるが、同じように無許可で接待する店が多い、と警視庁はみている。

保安課によると、客のそばに座って酌をしたり、一緒にカラオケをしたり、体を密着させたりする飲食店は、公安委員会から風俗営業(2号営業)の許可を取る必要がある。2号営業だと営業時間が午前0時や1時までに制限される。

経営者は3月5日夜、この許可を得ないまま、店内で男性客(26)の横に座って話したり、カラオケでデュエットしたりした疑いがある。経営者は「2号営業の許可を取ると、朝まで営業できない」と供述したという。警視庁は1月と2月に指導・警告をしたが、営業態様が変わらないため、逮捕に踏み切った、と説明している。店は、終日営業で酒を提供できる「深夜酒類提供飲食店営業」として届けを出していた。

新宿2丁目一帯で2号営業の許可を取っている店は24店。大半のゲイバーが「深夜酒類提供飲食店営業」の届け出といい、捜査幹部は「ゲイバーには2次会や3次会で訪れる客が多く、朝まで営業できないと商売にならない。無許可のまま接待業をしている店が他にも多くある」とみている。
『朝日新聞』2015年3月10日13時28分
http://www.asahi.com/articles/ASH3B3GM9H3BUTIL008.html?iref=comtop_6_05
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

西尾明子

町田のゲイバーも厳しくされちゃうんでしょうか?(笑)。
メチャ困るわ。
by 西尾明子 (2015-03-15 17:09) 

三橋順子

西尾明子さん、いらっしゃいま~せ。
町田は大丈夫でしょう。
東京都もそこまで手が回らない(笑)
まじめな話、歌舞伎町を追われた風俗店が、町田で再起という話はありますね。
by 三橋順子 (2015-03-16 01:29) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0