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国道473号線の吊り橋が落下 [事件・事故]

1月31日(土)
例によって、あまり報道されていないが、静岡県浜松市天竜区佐久間町で国道473号線の吊り橋が落下し、市職員2人が死亡。
別の新聞によると、橋が架かっている場所で大規模な土砂崩れがあり、橋の主塔の土台が崩れて倒れたとのこと。
吊り橋は、すべての重量が主塔にかかる構造なので、そこが倒れたらひとたまりもなく落ちてしまう。

それにしても、通報があって危険と判断して「通行止」にしたのに、なぜその橋の上に車を止めて視察していたのだろう?
崩壊の危険がある建物があったとして、その屋上で視察する人はいないと思うが・・・。

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つり橋が落下し市職員2人死亡 浜松天竜区

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土砂崩れで落下した原田橋(右下)。橋の手前左が転落した市の車=31日、浜松市天竜区佐久間町で(邑瀬三男さん提供)

31日午後5時10分ごろ、浜松市天竜区佐久間町川合で土砂崩れが起き、天竜川にかかる国道473号のつり橋「原田橋」(長さ約140メートル、幅約5メートル)全体が落下した。橋の上で斜面の状況の監視に当たっていた浜松市の職員2人が巻き込まれ、約10メートル下に転落し死亡した。

死亡したのは、市天竜土木整備事務所の技監安野彰恭さん(57)=天竜区谷山=と、主任茶谷富士雄さん(45)=浜北区西美薗。

2人は午後4時ごろ原田橋に到着。安野さんは車外、茶谷さんは車内にいたとみられる。原田橋の西側の斜面が高さ100メートル、幅50メートルほど崩落しており、この影響で橋をつっていたケーブルが切れ、橋が落下した可能性がある。現場周辺には、2人のほかに工事業者やガードマンら10人以上がいたが、無事だった。

天竜署によると同日午後2時15分ごろ、原田橋西側の斜面から細かい石が断続的に国道上に落ちてきたため、同署が2時25分から橋を通行止めにしていた。

原田橋は1956年5月に架設。2012年4月、橋を支えるケーブルの一部に破断がみつかり、約2カ月間通行止めとなった。市はケーブルを補修し、8トン未満の車だけを片側交互通行させていた。約15メートル南側では新橋(156メートル)の建設中だった。

天竜土木整備事務所の職員は「2人は、落ちそうな石はないか、急な斜面が崩れる予兆はないかなど、目視で調査中だった可能性がある」と話した。

市の朝倉義孝土木部長は記者会見で「橋の落下の原因は、老朽化だとは思っていない」と述べ、想定外の大規模な土砂崩れが原因との見方を示した。
現場は、JR飯田線の中部天竜駅から西に約1・1キロ。

(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015013190225139.html
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