SSブログ

京都「ほんやら洞」が全焼 [事件・事故]

1月16日(金)
京都の喫茶店「ほんやら洞」、昨年、ある事情で性欲研究会の会場として使った。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-07-07
しかし、部屋や階段にやたらと置かれている本には埃が積み、テーブルの真上の天井からは鼠の糞がパラパラ落ちてくるような、今どき珍しい保健所営業停止命令レベルの不衛生さに驚いた。

実際、メンバーの一人がその直後、ひどい食中毒(鼠の糞によるサルモネラ菌食中毒の可能性大)を起こし、もう二度と研究会には使わないと、心に決めた。

でも、なにも建物ごと焼却消毒しなくてもいいと思う。

怪我人が無かったのは不幸中の幸いだが、店主で写真家の甲斐扶佐義さんが撮り溜めた200万コマものネガが灰燼に帰したのは残念だ。

P1100507 (2).JPGP1100508 (2).JPG
↑ 在りし日の「ほんやら洞」(2014年7月6日撮影)
ほんやら洞火事.jpg
↑ 延焼中の「ほんやら洞」(2015年1月16日朝5時頃)
pic.twitter.com/9v2Nxk3CTW
------------------------------------------------------
京都「ほんやら洞」が全焼…フォーク文化の拠点
16日午前4時45分頃、京都市上京区大原口町の喫茶店「ほんやら洞」から出火、木造2階建て約120平方メートルを全焼し、隣接する民家の一部を焼いた。

けが人はなかった。京都府警上京署が出火原因を調べている。

現場は京阪電鉄出町柳駅の西約500メートルの同志社大今出川キャンパス近く。「ほんやら洞」は、1972年に写真家の甲斐扶佐義さん(65)が、フォーク歌手・岡林信康さんらと開店した。フォーク歌手や詩人らが集う若者文化の拠点としてにぎわい、近年もライブ会場や、学生サークルや市民団体などの会合場所として利用されていた。

『読売新聞』2015年01月16日 09時29分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150116-OYT1T50052.html

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

Brian

全焼から1日過ぎ、熱烈なファンから「ほんやら洞復興基金を作ろう」とアピールが入っている。

まぁ、建屋が古く、ネズミが常駐しているとなれば、木材や電気配線がネズミに食われ、「漏電」したと思う。

京都は建築物に対する規制や許認可が厳しいので、現行規制にミートさせるのは難しいと思う。規模・形態は多少違いはあるが、京都はライブハウスや小劇場はたくさんある地域で、京大西部講堂や磔磔に拾得など有名な小バコがある。
だから、再建を急ぐ事もないと思う。
やるなら、、運営会社設立で高齢のオーナーさんの負担を軽減するやうに願う。


by Brian (2015-01-17 04:53) 

三橋順子

Brianさん、いらっしゃいま~せ。
70年代の京都の若者文化の拠点としての文化財的価値は、私も認めます。
ファン、支援者の方の多くは、そうした価値や思い出を大事にしているのだろうと思います。
でも、時は嫌でも流れるわけで、店主も高齢になり、私が見る限り、現状では飲食店としての衛生水準が保てなくなっていたと思います。
たとえ、復興したとしても、それは名ばかりのことで、もう本来の「ほんやら洞」ではないと思います。

by 三橋順子 (2015-01-17 22:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0