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たたりを意識? 大手町再開発、「将門の首塚」は計画外 [世相]

12月12日(金)
私たちの世代だと、「当たり前だろう」と思うけど、若い世代は「なぜ?」と思うのだろうか。
「将門の首塚」の祟り伝承は、首塚に隣接していた日本長期信用銀行の没落(1998年経営破綻・国有化)で決定的になった。
「ちゃんと気を遣っていたんですよ。なのに・・・(涙)」という長銀行員の嘆きを、私は知っている。

「首塚」の敷地に建てたビルなんて、少なくとも日本企業は入らない(外資なら入るかもしれないが)。
ビルの不動産価値という点でも、「首塚」を避けるのは当然なのだ。
まして、「三井」のような伝統がある企業なら、当然の配慮だろう。

ちなみに、この場合、祟りが実際にあるかどうかということを考えても意味がない。
祟りというものは、人々の意識(怖れ)の集合体なので、あると思えばあるものなのだ。

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たたりを意識? 大手町再開発、「将門の首塚」は計画外

三井不動産などは11日、東京・大手町の三井物産本社ビル、旧プロミス本社ビルなど3棟を再開発し、超高層ビル2棟を建てる計画を発表した。敷地の一角にある「将門の首塚」は計画に含まれず、周囲は緑地にするという。「撤去しようとしたGHQ(連合国軍総司令部)の重機が横転した」など、たたりがあるという言い伝えがある。

首塚は東京都指定の文化財で、敷地は都の所有。平安時代の武将、平将門(まさかど)の飛んできた首をまつったとされる。道路に囲まれた四角形の開発予定地の中で、首塚の一角だけが切り取られたように抜け落ちている。三井不動産広報は「神聖で大切な場所と認識している」と話している。

計画では、2万900平方メートルの敷地に41階建て約200メートルと30階建て約160メートルのビルをつくり、オフィスやホテル、コンサートもできる多目的ホールが入る。投資額は約1700億円。(上栗崇)

『朝日新聞』2014年12月11日20時05分
http://www.asahi.com/articles/ASGDC5S17GDCULFA020.html
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コメント 1

Gen

銀行員の嘆きを聞いてやはり祟りはあるのだなぁと思いました・・・。
さすが将門公・・・。
by Gen (2014-12-16 01:44) 

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