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第47回衆議院議員総選挙・議席予想(その5:各党議席数) [政治・選挙]

12月11日(木)

295小選挙区それぞれの勝敗を予想を合計し、それに比例区の議席予想を加えた。
予想結果は以下の通り。括弧内は小選挙区・比例区獲得予想議席。

自民 293(220・73) 
民主  84( 46・38)
維新  28(  6・22) 
公明  36(  9・27) 
次世代  3(  2・ 1) 
共産  18(  0・18)
生活   2(  2・ 0)
社民   2(  1・ 1)
無所属 10( 10・ 0)
---------------------------------------------------
合計  475(295・180)

投票率が読めない。
過去最低を大きく下回る53%前後(50~55%)と予想しているが、私が知る限り(過去50年間で)最も盛り上がりに欠ける選挙戦で、はたしてどこまで下がるか見当がつかない。
体感的には、さらに下に振れる可能性もあると思う。
東京では50%を割るかもしれない。

自民党は、安定した戦い。
北海道、神奈川、愛知などでいくつかの小さ選挙区で取りこぼすが、比例区は圧倒的に優勢で、全体で現有295議席とほとんど同じ勢力を維持する。
投票率がさらに下がる場合は、議席を上積みして300議席に迫る可能性もある。

民主党は、前回大敗の傷が癒えず地方組織が壊滅している所も多く、大きな失地回復は望めない。
北海道、埼玉、愛知などのいくつかの小選挙区で、野党の選挙区協力が効果を上げて奪還できる議席があるものの、西日本はまったくの不振で、ほとんど議席が取れない。
また、小選挙区の候補者を減らしたことで、比例区も伸びず、現有議席に20議席程度を上乗せするだけ。
投票率がさらに下がる場合は、議席の上積みが減り80議席を割る可能性が高い。

維新の会は、低投票率で苦しい戦い。
小選挙区では最大の地盤の大阪府でも自民党に競り負け、全体で5議席程度に止まりそう。
比例区もブームが去り、解党したみんなの党の票を吸収したとしても、前回からかなり減らしそう。
合わせて現有42議席から後退して30議席を割り込む可能性が高い。
投票率がさらに下がると、いっそう苦しい戦いになる。

公明党は、固い組織票が低投票率で効果を発揮し、候補を立てた9つの小選挙区を全勝した上に、低投票率を利して比例区で議席を伸ばし、現有議席31議席に5議席ほどを上積みしそう。
投票率がさらに下がると、いっそう有利になる。

次世代の党は、小選挙区で当選が見込めるのは幹部がいる広島3、熊本4の2議席だけ、比例区も党名が浸透せず、低投票率も不利で、地盤の東京で1議席を確保できるかどうかがやっと。
合わせて3議席しか目途が立たず、現有議席20議席を大きく減らす壊滅的な結果になりそう。

共産党は、小選挙区での当選は難しそうだが(可能性があるのは沖縄1)、ほぼ全選挙区に立てた候補が着実に票を集め、かつ低投票率も有利に働き、ほとんどの比例区で1議席を上乗せして、現有議席を倍増して18議席に躍進しそう。

生活の党は、小選挙区で2議席(岩手4、沖縄3)が見込めるが、比例区での議席獲得は困難で、2議席。
社民党は小選挙区(沖縄2)と比例九州の2議席のみ。
無所属は、山形3、茨城7、埼玉11、山梨2、兵庫12、広島6、鹿児島3、沖縄4に、旧みんなの党の幹部の栃木2、神奈川4を加えた10議席。

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コメント 2

大塚寧々

お忙しいそうですね。
衆議院選挙の答え合わせは、まだですよね。
落ち着いたら、よろしくお願い致します。
by 大塚寧々 (2014-12-24 12:22) 

三橋順子

大塚寧々さん、いらっしゃいま~せ。
作ってはあったのですが…。
アップしました。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-12-24
by 三橋順子 (2014-12-24 23:46) 

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