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長野県北部地震は神城(かみしろ)断層が動いた [地震・火山・地質]

11月23日(日)
長野県北部地震(M6.7)は、白馬村を通過している「神城(かみしろ)断層」の一部が動いたことがほぼ確定的になった。
地震を発生させた断層は、南北の方向に走り、東側の地面が西側に乗り上げる形で高さ最大80cmの段差で約150m地上に露出している。
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↑ 地表に露出した地震断層。
アスファルト道路や田んぼにはっきりした段差ができている。

地震断層の総延長は、余震の分布などから約2kmに及ぶと推定される。
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↑ 余震の分布と神城断層(赤いライン)
断層にほぼ沿って余震が発生していることがわかる。

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長野北部「神城断層」動いた可能性…地震調査委
政府の地震調査委員会は23日、臨時の会合を開き、今回の地震について、長野県北部の「神城(かみしろ)断層」の一部が動いた可能性が高いとする評価を公表した。

神城断層は、最大でマグニチュード8程度の地震が起きるとされる「糸魚川―静岡構造線断層帯」の一部にあたる。気象庁によると、余震の震源の分布は、神城断層とほぼ重なるという。

また広内大助・信州大教授(自然地理学)らの研究チームは23日、長野県白馬村を現地調査し、今回の地震で地表に現れた断層を確認した。広内教授は「神城断層が動いたことは間違いない」と話した。

広内教授によると、地面の断層はほぼ南北の方向に延び、東側の地面が西側に乗り上げる形で、道路や水田などを走っていた。高さ最大80センチの段差が約150メートル続き、断続的に走る断層全体でみると、長さは約2キロ・メートルに及んだ。位置は、これまで確認されていた神城断層とほぼ一致した。

国土地理院は23日、今回の地震で白馬村の観測点が南東方向に約29センチ動き、約12センチ沈んだと公表した。

『読売新聞』2014年11月23日 23時51分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20141123-OYT1T50088.html?from=ytop_top
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