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伊予灘でM6.2 愛媛県西予市で震度5強 [地震・火山・地質]

3月14日(金)
西日本では久しぶりに震度5強を記録(2013年4月13日淡路島地震 M6.3 最大震度6弱、以来)
もう少しMが大きいか、震源が浅かったら2001年3月の芸予地震(M6.7、最大震度6弱)のように被害(死者2人、全壊家屋70戸)が出たところだった。
かなり広範囲で震度3~4の揺れを観測したので、日頃、地震慣れしていない西日本の人はさぞ怖かったろうと思う。

震源は日本列島を関東から九州まで貫く巨大断層帯、中央構造線に近い。
また、南海トラフからユーラシアプレートの下に潜り込むフィリピン海プレートの先端部に相当する。
中央構造線から派生する活断層が動いたと考えるか、それとも南海トラフ系の海溝型巨大地震の関連を考えるべきか。
私は後者、つまり長い目(20~30年)で見た前兆地震と考えるべきだと思う。
た方がいいように思う。

気象庁は「国が想定するM9級の南海トラフ巨大地震との関連性は薄い」との見解を示しているが、「関連性はない」ではなく「関連性は薄い」という言い方に微妙なものを感じてしまうのは、私の思い過ごしだろうか・・・。

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平成26年03月14日02時07分頃、震源地は伊予灘(北緯33.7度、東経131.9度)、
震源の深さは約78km、地震の規模はM6.2。
発震機構等 東北東-西南西方向に張力軸を持つ型 (速報)

震度5強 愛媛県西予市
震度5弱 愛媛県松山市、久万高原町、宇和島市、八幡浜市、伊方町、愛南町
       広島県安芸高田市、呉市、大竹市、東広島市
       高知県宿毛市     
       山口県柳井市、平生町、防府市、下松市
       大分県姫島村、国東市、臼杵市、佐伯市
P1070787 (2).JPG
今回の震源とほとんど同じ場所で1998年5月23日にM5.4(最大震度4)の地震が起きている。
また少し南では2006年9月26日にM5.3(最大震度4)の地震が起きている。
比較的近くで起こった近年で最も大きな地震は、2001年3月24日の芸予地震(M6.7、最大震度6弱)である。

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コメント 4

でりー

こんにちは、結構ゆれました。
普段少々のことでは起きない息子が起きてきました。
少し、棚のものが落ちましたが、
とりあえず芸予のときのような被害は無いようです。
水道が使えないところは、ちらほらあるようです・・・。

芸予のときは収まるまでの時間が、長かったのですごく不安を感じ、
それがある意味恐怖に感じ始めるころ収まったという感じです。

南海トラフの前兆ではありませんようにと祈るばかりです。
(3.11のときは2日前に大きな地震がありましたから。)


by でりー (2014-03-14 15:53) 

三橋順子

でりーさん、いらっしゃいま~せ。
震度4~3だと、たいていの人は起きますね。
直接の被害がなくて何よりでした。
2001年の1回前の芸予地震は1905年(M7.2)でした。
その41年後に南海大地震が起きました。
同じパターンなら次の南海地震は2042年くらいです。
私が「長い目(20~30年)で見た前兆」というのは、そういう意味です。

by 三橋順子 (2014-03-15 01:55) 

でりー

とすると、私が80歳ごろの予定になりますね。
逃げ切れるかなあ?
まあそのころにはいいか・・・。                 
by でりー (2014-03-15 02:03) 

三橋順子

頑張って、逃げてください。
予想通りなら、私はもうこの世にいないと思います。
またあの悲惨な光景は見たくないので、その方がいいです。
by 三橋順子 (2014-03-15 15:24) 

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