２０２０年オリンピック、東京に決定！

９月８日（日）
【４時】
１回目投票で、なんとマドリード（スペイン）が落選。
東京とイスタンブールの決選投票に。
毎回、有力視された都市が消えるオリンピック開催地決定のＩＯＣ総会だが、正直、マドリードが最初に消えるとは思わなかった。
消えるのは、東京、イスタンブールのどちらかと予想していた。

１回目の投票で東京がトップ、だが過半数には足りず。
イスタンブールとマドリードが同数で最下位決定の決選投票となり、マドリードが脱落。
いまのところ、東京がかなり有利な情勢だが、マドリード票の流れ方次第で、イスタンブールの逆転もあり得る。
安定・確実な開催力の東京か、イスラム圏初開催のイスタンブールか？

【５時20分】
決選投票で、東京がイスタンブールを破る。
第32回２０２０年夏季オリンピック・パラリンピック開催地は、東京に決定！

東京がオリンピックの開催地に決定したのは1936年（1940年開催予定）、1959年（1964年開催予定）に続き３度目、無事に開催されれば1964年以来56年ぶり２度目となる。
まあ、決まったからには、世界に恥ずかしくない大会にしないと。
そのためには福島第一原発事故の後処理と東北被災地の復興を推進しないと。

【10時】
１回目の投票結果は、東京４２票、マドリードとイスタンブールが２６票。
最下位決定の再投票で、イスタンブール４９票、マドリード４５票でマドリードが脱落。
決選投票は、東京６０票、イスタンブール３６票で、東京の圧勝だった。
1回目投票からの上積みは東京１８票、イスタンブール１０票で、マドリード票はほぼ２：１で東京に多く流れたことになる。
マドリードの不振は、2024年オリンピックの開催を狙うローマ、パリ、ベルリンなどを抱える国の委員が、2020年のヨーロッパ地域での開催を嫌ったためと思われる。
イスタンブールはこれで５度目の落選。
あきらめずに次回もチャレンジしてほしいが、「イスラム圏初のオリンピック開催」への道はなお遠い。

今更だが、近年のオリンピック開催地をヨーロッパか非ヨーロッパかで整理すると、次のようになる。
（欧）1952年　ヘルシンキ（フィンランド）
（非）1956年　メルボルン（オーストラリア）
（欧）1960年　ローマ（イタリア）
（非）1964年　東京（日本）
（非）1968年　メキシコシティ（メキシコ）
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（欧）1972年　ミュンヘン（ドイツ）
（非）1976年　モントリオール（カナダ）
（欧）1980年　モスクワ（ソビエト連邦）
（非）1984年　ロザンゼルス（アメリカ）
（非）1988年　ソウル（韓国）
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（欧）1992年　バルセロナ（スペイン）
（非）1996年　アトランタ（アメリカ）
（非）2000年　シドニー（オーストラリア）
（欧）2004年　アテネ（ギリシャ）
（非）2008年　北京（中国）
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（欧）2012年　ロンドン（イギリス）
（非）2016年　リオデジャネイロ（ブラジル）
（非）2020年　東京（日本）
（欧？）2024年　？？？
（非？）2028年　？？？
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つまり、５大会（20年）をセットにして、欧→非→非→欧→非（→欧）、もしくは欧→非→欧→非→非（→欧）というパターンがはっきり見られる。
つまり、ヨーロッパ開催は20年間に２回、しかも連続しないということ。
この法則？では、2020年がヨーロッパになるか、非ヨーロッパになるかは読めないので、意味がない。
しかし、2024年はほぼ間違いなくヨーロッパ開催（非ヨーロッパ開催が3回続くことはない）、そして2028年は非ヨーロッパでの開催（ヨーロッパ開催が続くことはない）ということになる。

まあ、７年後の東京開催でさえ、生きているかどうかわからないのだから、その先なんて関係ないけどね。