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落差2mの「活褶曲」 [地震・火山・地質]

2月3日(土)

これはすごい。
「活褶曲」か・・・。

「褶曲」(地層に皺が寄る現象)ってじわじわ起こるものだと思っていた。
地震の直後のほぼ一瞬で、2m以上の落差が出来るなんて。

濃尾地震の時の根尾谷断層のように、永久保存してほしい。

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珠洲市に2mの崖が出現 地層が変形する活褶曲か、住民「ありゃー」
活褶曲(珠洲市).jpg
地面が隆起し、段差ができた田んぼ=2024年2月1日、石川県珠洲市若山町

能登半島地震で激しい揺れに見舞われた石川県珠洲市若山町で、国土地理院は「最大2・2メートルの崖が出現した」と発表した。空中写真の分析から確認したという。若山川沿いの田んぼや道路を分断するように、幅100~200メートル、全長約4キロにわたって地面が隆起していた。

地理院によると、隆起によって川の水がせき止められ、川幅が広がったり、道路のアスファルトが2カ所でめくれ上がったりしていた。強い力がこの地域を南北方向に圧縮し、地面が盛り上がったと推測されるという。

近くに住む目久田(めくた)睦雄さん(81)は先月1日、地震で外に飛び出したところ、自宅の前に生えていた柿の木が地面ごと2メートルほど低くなっているのを見た。隣の墓場や田んぼも背丈くらい違っていた。思わず「ありゃー、地面がすごい下がっとる」と叫んだという。

ところが、東北大の原口強特任教授(地質工学)の調査では、地面が沈んだのではなく、家があった側が隆起していた。山で大きな地すべりがあり、その末端部分が盛り上がった可能性もあるが、地面が両側から強く押されて地層が波状に変形する「活褶曲(かつしゅうきょく)」の可能性が高いという。

『朝日新聞』2024年2月2日 16時30分
https://www.asahi.com/articles/ASS224FWWS21ULLI018.html

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