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自民党の「LGBT理解増進法」をめぐる動き [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

6月15日(金)

15年前、「GID特例法案」をめぐって、「毒饅頭だとわかっていて食うのか!」「毒饅頭だって饅頭だ。腹が減ってるんだから食ってなにが悪い」という論争があった(というか、やった)。

自民党の「LGBT理解増進法」にほいほい賛同するLGBT団体の代表のツィートを見て、歴史は繰り返すのだなぁと、しみじみ思う。

駄目な法律を作ると、そこで情況が止まってしまい、後でいろいろ困ることになる。
同じ轍を踏んでほしくない。

党派の問題ではなく、国際的な人権意識の水準にかなった法律を作って欲しい。

国際人権法に則して「性的指向、性自認、性別表現を理由にした、いかなる差別も禁止」と明記した法律なら、たとえ自民党案でも賛成する。

LGBTの人権保障については、内閣総理大臣直属の政策提言機関でもある「日本学術会議」が、すでに昨年、「提言」をまとめて提出している。
その「提言」の内容を踏まえるのが筋だと思う。

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自民党  LGBT理解へ法律の必要性訴え
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自民党と連携してLGBTなど性的少数者への「理解増進」に取り組む一般社団法人LGBT理解増進会が主催するシンポジウムが13日、東京都千代田区の経団連会館で開かれた。自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」のメンバーらが登壇し、約150人の参加者を前にLGBTへの理解を促進する法律の必要性などを訴えた。

シンポで稲田朋美衆院議員は「LGBTの問題は人権や尊厳の問題で、保守もリベラルも関係ない。五輪も控えているのに与党が真剣に取り組んでいないのは恥ずかしい」と指摘した。

宮川典子議員も、党内の会議で「なんでこんな人たちのために法律を作るんだ」などと差別発言が相次ぐ現状を紹介しつつ、「理解を増進し、差別を根こそぎなくすのが夢」と訴えた。

LGBTを巡っては、野党や当事者団体が「差別解消」や「差別禁止」をうたう法律の実現を目指している。これに対し、同委員会の委員長を務める古屋圭司衆院議員は「罰則規定や同性婚、パートナーシップ制度にはくみしない。あくまで理解増進に努める」と述べ、次期以降の国会で「理解増進法」の成立を目指すとした。【藤沢美由紀】


『毎日新聞』2018年6月13日 19時07分(最終更新 6月13日 19時16分)
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