SSブログ

自民、LGBT法案の概要を策定 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月28日(木)

とりあえず情報収集。

『毎日新聞』が、自民党の基本方針について「憲法で同性間の婚姻を認めていないことを尊重したうえで、多様性を受容する社会を目指す。基本方針に基づきLGBTの理解促進に向けた議員立法を目指す」と述べていることが注目。
つまり、同性婚を否定する認識とLGBT理解促進法がバーターになっている。
LGBT基本法推進派のLGの人たちは、本気でこんな取引をしようとしているのだろうか?

2003年の「GID特例法」のまさに二重写し、再現フィルムになる予感。
いきなり法案が降ってきて、議論を深める時間もなく、拙速な可決成立を目指すこと、季節も4~6月でまったく同じ(通常国会の会期末)。

「お代官さま(自民党)がくれる饅頭(法案)は毒饅頭だ、食っちゃあならねぇ」という人たちと、「いや、毒饅頭でも食い物だ。腹空いてるんだから食うべえ」という人たちと、村は大分裂する。
結局、毒饅頭を食わされることになる。
やがて、毒がまわって口がしびれ何も言えなくなる(カミングアウトできなくなる)。

あの時、法律は一度、作ってしまうと、なかなか改正しにくいし、「独り歩き」し始める。だから慎重にならないといけない」と、いくら説いても、返ってくるのは「あいつは村(GID)の敵だ」という罵声ばかりだった。


-----------------------------------------
自民、LGBT法案の概要を策定 今国会にも提出へ

自民党は27日、性的少数者(LGBT)が抱える問題を検討する「性的指向・性自認に関する特命委員会」(古屋圭司委員長)を党本部で開き、政府がLGBTへの理解促進のための基本計画を定めることなどを盛り込んだ議員立法の概要をまとめた。早ければ今国会にも法案を提出する。

概要は、政府や地方自治体はLGBTへの理解促進に向け取り組む責務があると明記。政府に対しては、基本計画の策定のほか、関係省庁でつくる連絡会議の設置などを求めている。

委員会はあわせて、LGBTを取り巻く環境の改善や社会的支援の充実に向けた具体策を盛り込んだ政府への要望書も決定。「現行の法制度を尊重しつつ、網羅的に理解増進を目的とした諸施策を講ずることが必要」などとした党の基本的な考え方もまとめた。同性婚については「是非を含めた慎重な検討が必要」とした。

『産経新聞』2016.4.27 18:52更新
http://www.sankei.com/politics/news/160427/plt1604270043-n1.html
-----------------------------------------
<性的少数者>憲法尊重、理解促す 自民基本方針

自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(古屋圭司委員長)は27日、LGBTなど性的少数者への差別解消に関する党の基本方針をまとめた。憲法で同性間の婚姻を認めていないことを尊重したうえで、多様性を受容する社会を目指す。基本方針に基づきLGBTの理解促進に向けた議員立法を目指すことも確認した。

基本方針では「婚姻は両性の合意のみに基づき成立する」と定め、同性婚を容認していない憲法24条や現行法を尊重したうえで、理解を促すための施策を講じると定めた。自民党は近く、基本方針に沿って法案を公明党と共同でまとめたい考えだ。自民党内の保守派の意見を踏まえ、LGBT差別の禁止や罰則などは盛り込まない理念法とする意向だ。

LGBTを巡っては、馳浩文部科学相(自民党)が会長を務める超党派の議員連盟が、LGBT差別禁止法案の提出を目指している。【加藤明子】

『毎日新聞』2016年04月27日 21:15

-----------------------------------------
自民がLGBT基本法まとめる

LGBTなど性的少数者への偏見について議論する自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(委員長=古屋圭司・元国家公安委員長)は27日、性的少数者への国民の理解が深まるよう基本計画作りなどを政府に義務づけた法案の概要をまとめた。差別禁止規定や罰則は設けていない。議員立法として今国会への提出を目指す。

概要では、恋愛感情がどの性別に向かうかを「性的指向」、自分の性別をどう認識するかを「性自認」と定義。性的指向と性自認の多様性を国民が理解し、尊重し合う社会の実現を目指す理念を掲げた。政府の基本計画の実施状況を国会に報告することも義務づけた。

東京都渋谷区などで始まった同性カップルを夫婦と同じような関係と認める「パートナーシップ制度」について、古屋氏は「ジェンダーフリー論とは一線を画す。両性の合意に基づいてのみ婚姻は成立するという憲法24条が前提だ」と述べ、導入を否定した。

性的少数者については、民進党が民主党時に、「性的指向」や「性自認」を理由にした差別を禁じる法案(骨子案)をまとめている。古屋氏は「我々の理念法とはだいぶん理念が違う」と述べ、修正協議には応じない姿勢を強調した。(岡村夏樹)

『朝日新聞』2016年4月28日07時10分
http://www.asahi.com/articles/ASJ4X2CSFJ4XUBQU00F.html
-----------------------------------------

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

なんだか…

自民党さんありがとう、自民党はやっぱりダメか、そんな所で揉めずに、どこかのカップルが婚姻届を出し、拒否されたら訴訟を起こす。司法が同性婚に憲法改正を求めるなら、パートナー法1本でまとまる、憲法改正を必要としないが立法府の裁量と言うなら政局次第、(あり得ないけど)現行憲法下で同性婚を認めないことが違憲と言うなら御の字、それだけな気がする。タレントがパフォーマンスで婚姻届出したり、人権救済とかやってるうちに、ブームは終わり機運がしぼむ、、、
by なんだか… (2016-04-30 11:57) 

三橋順子

なんだか…さん、いらっしゃいま~せ。

私も、なぜ早く同性婚の是非を司法の場で堂々と争わないのか、不思議でなりません。
どっちに転んでも、次のステップに進めると思うのですけどね。
by 三橋順子 (2016-05-02 04:05) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0