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千葉市、交際相手宅、放火事件 [事件・事故]

9月9日(土)

「現住建造物等放火罪」は、現に人が住居に使用しているか、または現に人のいる建造物等(建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑)を放火して焼損する罪で、量刑は「死刑又は無期若しくは5年以上の懲役」(刑法108条)とかなり重い。

放火した後の火の回りによっては、大勢の人が焼死する可能性がある犯罪なので罪が重いのは当然。
このケースも、交際相手の両親がたまたま不在だったが、もし在宅していたら、とんでもないことになったかもしれない。

ガスボンベ9本、着火剤に加えてガソリンまで用意しての放火だから、衝動的とは言えない。
動機は、あまりに短絡的、非社会的で同情できない。
性同一性障害だろうが、やってはいけないことは、やってはいけない。

最低刑が懲役5年なので、有罪確定なら、情状が考慮されても、実刑は免れない。
まだ若いのだから、しっかり罪を償って、真人間になって欲しい。
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(犯行)トラブル原因で放火か 容疑で24歳女を逮捕 千葉中央署

千葉市中央区宮崎町の民家で11日、外壁などが焼けた火災で千葉中央署は12日、民家に放火したとして、現住建造物等放火の疑いで千葉市花見川区千種町、自称無職、大石絵梨紗容疑者(24)を逮捕した。容疑を認めており、同署は住人の女性とトラブルがあったとみて、詳しい状況を調べている。

逮捕容疑は11日午後6時20分ごろ、木造2階建て民家の敷地内にガソリンをまいて着火器具で火を付け、1階の外壁や窓、和室の一部など計約25平方メートルを焼損させた疑い。当時住人は不在で、近隣住民が119番通報。けが人はいなかった。

同署などによると、大石容疑者はガソリンの入ったポリタンクと卓上こんろ用のカセットボンベ、着火器具を持って民家を訪問。インターホンを鳴らした後に火を付け、逃走したとみられる。

現場にはポリタンクなどが残されたままで、帰宅した住人に同署員が事情を聴いたところ、大石容疑者が浮上。大石容疑者は12日、千葉市内の商業施設で発見された。「大変なことをしてしまった」と話しているという。
「千葉日報」2017年1月14日 08:31
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/378338
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(初公判)結婚反対され犯行か 元交際女性両親宅に放火 被告の女、事実認める 千葉地裁で初公判

千葉市内の民家で1月、外壁などが焼けた火災で、交際していた女性の両親宅に放火したとして現住建造物等放火罪に問われた同市花見川区、無職、大石絵梨紗被告(24)の裁判員裁判の初公判が7日、千葉地裁(市川太志裁判長)で開かれ、大石被告は「(間違い)ありません」と起訴内容を認めた。

検察側の冒頭陳述によると、大石被告は性同一性障害で、職場で知り合った女性と2014年4月ごろから交際し同居。女性は翌年、両親から大石被告と別れるよう促され、17年1月、同市内のレストランに大石被告と女性の両親の4人が集まり、女性が別れ話を切り出した。大石被告はその場では了承した。

大石被告は事件当日の早朝、女性に「会いたい」などとLINEメッセージなどを多数回送信したが、女性からは「気持ちは変わらない」などのメッセージが返信され、犯行を決意した。

弁護側は「3年の交際を経て女性にプロポーズをして承諾をもらい、ペアリングを購入した」と主張。女性の両親に結婚を反対され別れたことは「青天のへきれき」とし「突然別れることになり精神的にショックを受け自殺も決意した。悲しみが募り冷静な判断ができなくなった」などと訴えた。

起訴状などによると、1月11日午後5時10分ごろから同6時20分ごろまでの間、民家の外壁近くにガスボンベ9本を置いて着火用ゼリーやガソリンをまいた上、ライターで火を付けた新聞紙を使い放火、民家の外壁などを焼損させたなどとしている。
「千葉日報」2017年9月8日 05:00
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/436490
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(動機)「思い出消したかった」 元交際女性の両親宅に放火 被告女が犯行動機 千葉地裁

千葉市内の民家で1月、外壁などが焼けた火災で、交際していた女性の両親宅に放火したとして現住建造物等放火罪に問われた同市花見川区、無職、大石絵梨紗被告(24)の裁判員裁判は8日、千葉地裁(市川太志裁判長)で被告人質問などが行われた。大石被告は犯行の動機について「思い出を消してすっきりしたかった」と説明した。

大石被告は「高校生か専門学生のころに性同一性障害の言葉を知り、社会人になって2015年の秋ごろ医者に診断された」と明かした。女性からは「自信を持って男性と思っている」と伝えられ「受け止めてくれていることがうれしかった」と振り返った。

女性の両親らと話し合い、別れ話をされた後、女性の父親から電話で「もう女性と会わせないと言われ、自分の気持ちが追い付かなくなった」と心情を吐露。犯行について「間違った判断だった。取り返しの付かないことをやってしまった」と涙をぬぐい「多くの人を裏切ってしまった」と悔やんだ。

この日は大石被告の母親も出廷。娘を前に「小さいころから男っぽかった」とした一方、性同一性障害かどうかは疑わなかったという。大石被告から女性との結婚を真剣に考えていると伝えられ「正直、本当に戸惑った。娘は真剣な気持ちを私に伝えたが、どうしていいか分からなかった」と明かした。事件を起こしてしまったことについて「(性同一性障害を)カミングアウトできず、一人で抱え込んでしまった。気付けなかったのがとても悔しい」と悔やみ「カミングアウトしただけでもショックだったと思う。深い傷を娘も負った。今後は近くでサポートしていきたい」と誓った。
「千葉日報」2017年9月9日 05:00
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/436770
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