同日辞任の女性大臣、『朝日新聞』の写真は19倍の差

10月20日（月）
小渕優子経済産業大臣と松島みどり法務大臣の辞任を報じる『朝日新聞』2014年10月20日夕刊。

驚いたのは、２人の顔写真の大きさの違い。
試しに測ってみたら、小渕さんが１２ｃｍ×１２．５ｃｍ＝１５０平方ｃｍ。
それに対して、松島さんは２．６×３．０ｃｍ＝７．８平方ｃｍ。
その差はなんと１９．２倍。

まあ、知名度、政治家としての期待度（将来性）に違いがあるのは確かだが、国務大臣という職責は同じ。
格から言えば、法務大臣の方が上。

ここまで露骨に差をつけるのは、やはり、「絵になる」か「ならない」という判断からだろうか。

男性の大臣が同日に辞任した場合、はたして写真の大きさにこんなに差がつくだろうか？
そう考えると、『朝日新聞』もまた女性政治家の容姿によって扱いに差をつけているのではないかという疑念を持たざるを得ない。

コメント 6

こんばんは

　ここのところ　ポカ続きの朝日なので叩きたいんでしょう。
　
　反撃がなさそうな人ほど叩きたいという心理？
　松島氏の知己が　朝日内にいるとか？
　小渕氏のネタを仕込んだのは　朝日とか？

　ところで松島氏と小渕氏

　うちわと明治座貸切＝金額の多寡では　小渕氏の圧勝

　松島氏は公職選挙法　小渕氏は政治資金規正法　勝敗はわからん。

　国会の質疑応答では　ナメタ態度で、小渕氏に松島氏が圧勝

　どうでもいい話なんだけど　ほとんど同時のはなしなんで
by 丁子屋 (2014-10-20 22:28) 

丁子屋さん、いらっしゃいま～せ。
たまたま自宅で購読しているのが『朝日新聞』を見て、同じ国務大臣が同日に辞任したのに、ずいぶん扱いが違うな、変だなと思っただけです。
『朝日新聞』叩きに便乗する気はありません。

まあ、個人的に『朝日新聞』の某記者には含むところはありますが。
他の新聞がどんな扱いかは調べてません。

by 三橋順子 (2014-10-20 23:28) 

松島が元朝日新聞記者ということもありますが、これは入稿の時間差ですね。辞任会見の写真が間に合うか間に合わないかも大きいですね。

まあ仮に同時刻に辞任を発表していても、記事の扱いは３倍は違ったでしょうが。w
by Komatsu (2014-10-21 00:13) 

こちら静岡県沼津市に到着した「朝日新聞夕刊」（３版・記事〆切は12時ころ）の第１面は小渕さんの写真だけで119×121mmの３段使い。
「小渕辞任」が確定的な事点で紙面レイアウトと文の原型を作り、時間の経過で変わる状況を眺め、記事の修正と松島法相の写真を入れるスペースを小渕さんの写真をでっかくしておく事で捻り出したのでしょう。
一番最後に山手線エリアで販売されるものが「決定版」だろうな。


ところで、最近の朝日はゴタゴタ続きで、読者が日々変化しているそうだ。夕刊の配達もこの頃は遅れがちで、18時以後に届く。以前より１時間以上遅れ。
父から自分で都合60年「朝日」を購読しているが、誤報隠しに文化部の「男の娘」「LGBT関連」「はじめてのジェンダー論」とか、煮詰めの甘いジェンダー問題関連記事が増えています。


「朝日記事」のおかしさは終戦直後の「再出発宣言」もそうですが、自己反省があまりにも小さすぎる事にあります。

by 匿名さん (2014-10-21 00:32) 

Komatsuさん、いらっしゃいま～せ。
＞これは入稿の時間差ですね。辞任会見の写真が間に合うか間に合わないかも大きいですね。

なるほど、タイミングの問題ですか。

＞同時刻に辞任を発表していても、記事の扱いは３倍は違ったでしょうが
はい、同感です。


by 三橋順子 (2014-10-21 06:26) 

匿名さん、情報ありがとうございます。

＞小渕さんの写真をでっかくしておく事で捻り出したのでしょう
なるほど、そういうテクニックもあるのですね。

＞煮詰めの甘いジェンダー問題関連記事
はい、「男の娘」記事がそうでした。
大きなスペースを取っている割には、取材もまとめも甘い記事が増えているように思います。
全体に記事の質が落ちているというか、記者もデスクも、緩んでいるなと感じています。
by 三橋順子 (2014-10-21 06:31)