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国際トランスジェンダー追悼の日2023 [現代の性(性別越境・性別移行)]

11月20日(月)

11月20日は「国際トランスジェンダー追悼の日(Transgender Day of Remembrance)」。
TGEU(Transgender Europe)の集計によると、この1年間に、世界でトランスジェンダーであるという理由で、少なくとも321人が殺害された。
TGEU2023.jpg

前年度の327人よりは若干減ったが、相変わらず300人を超えている。
その94%がTrans-woman、もしくは女性的な人。
80%が有色人種で、48%がセックス・ワーカーだった。

地域的には中南米・かリプ会地域が231人で、全体の74%を占める。
国別では、ブラジルの100人が最多で、メキシコ52人、アメリカ合衆国31人と続く。
アジアでは、インド11人、フィリピン8人、パキスタン7人。
日本は今年も報告がなかった。

https://tgeu.org/trans-murder-monitoring-2023/

【追記】日本はTGEUの集計が始まった2008年以来、通計で「1人」となっている。
これは、2015年11月のトランス男性の死亡例(東京福生市)がカウントされていると思われるが、警察の判断が殺害から病死に変わったので、取り消されるべき。

むしろ、2011年10月に軽井沢で白骨遺体が発見された「人魚のタトゥー・ニューハーフ殺害事件」(殺人罪は立件できず。死体遺棄罪のみで起訴)をカウントすべきだと思う。

さらに、2021年5月に女装「パパ活」のもつれから無理心中的に千葉市の女装男子大学生が刺殺された事件を含めるべきか。
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2022-03-07-3

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公開対談「ジェンダーとセクシュアリティの視点から《文化人類学》を捉え直す」 [お仕事(講義・講演)]

11月20日(月)

12月18日(月)、拙著 『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』(辰巳出版)刊行記念として、池袋・ジュンク堂本店にて、 奥野克巳さん(立教大学教授)との公開対談「ジェンダーとセクシュアリティの視点から《文化人類学》を捉え直す」を行います。

会場のほか、配信チケットもあります。
よろしくお願いいたしします。
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公開対談「ジェンダーとセクシュアリティの視点から《文化人類学》を捉え直す」
【日時】2023年12月18日(月)19:30~21:00
【会場】池袋・ジュンク堂本店
【登壇者】三橋順子×奥野克巳さん
【販売開始】2023年11月20日 12:00
【販売終了】2024年1月7日 12:00
「会場参加チケット」は2023年12月18日19:00までの販売となります。
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