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重要なのは「心の性」より「生活実態」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月15日(日)

「経産省職員トイレ制限問題」判決へのTwitterのリアクションを見ていると、マスメディアの報道の仕方にも原因があったように思う。
とくにNHKの初報の「“心は女性” 」という見出しは、「心が女性と主張しさえすれば女性扱いになる」かのような誤解を生んだ点で問題だった。

この職員は、21年前(1998年)に性同一性障害の診断を受け、長期にわたって女性ホルモン投与の「治療」を受けている。
また、19年前(2010年)から女性職員として勤務することが認められている。

そうした、女性としての生活実績、社会的認知が十分にあることを印象付ける報道(見出し)がされていたら、リアクションはかなりかわったのではないだろうか。
私は、その点で、NHKの報道はミスリードだったように思っている。

「心の性」が男か?女か?なんて、性同一性障害の専門医や臨床心理士のような専門家でも判定できない。
それより社会的に重要なのは「生活実態」だと思う。
この訴訟の要点は、長年にわたって女性として生活している人を、(職場が)女性として扱うかどうかなのだ。
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