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「予後不明」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月6日(水)

性別移行の医療は、当初(1930年代のリリー・エルベの手術)から「人体実験」的な要素が多分にある。
やってみないと結果はわからないけど、それでもやるというパターン。

医療では、治療の結果(予後)の判定が重視される。「予後良好」とか「予後不良」とか。

ところが、性別移行医療では、その点があいまいで、ほとんどの治療が、学問的に十分なデータが得られず(治療後の追跡が難しい)、実は「予後不明」なのだ。

そんな治療がなぜ行われるかと言えば「患者が望むから」にほかならない。

一応、医療倫理を学んだ私が、性別移行医療に、根本的なところで懐疑的なのは、「予後不明」であることが、大きな理由。

せっかく望みがかなってSRSしたのに自死してしまったとか、デ・トランスしたとか、そういう人が出るのは、そもそも予後が不明な治療だから、としか言い様がない。

その点で、厳密に言えば、確立した治療とは言えないのだから。



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