同性カップル10組、一斉提訴へ [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
1月5日(土)
従来、日本の同性愛者は、同性婚の問題を司法の場に問うことを避ける傾向があった。
そういう意味で、やっと正面切って違憲訴訟を闘う人たちが出てきたことは、とても喜ばしい。
その決断と勇気に心から敬意を表したい。
違憲訴訟なので最高裁判所まで行く可能性が高いが、10年裁判ではなく、できるだけ短期間で(せいぜい3年くらいで)、前向きの判断が出ることを強く望む。
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同性カップル10組、一斉提訴へ 「婚姻の自由を侵害」
埼玉県川越市の40代の男性2人が4日、同市に婚姻届を提出したが、「同性の結婚は想定されていない」として受理されなかった。この2人を含め、男性同士、女性同士のカップル10組は2月中旬、同性婚ができないのは法の下の平等などを定めた憲法に違反し、婚姻の自由を侵害しているとして、東京など4地域の裁判所に一斉に提訴する。
原告は、関東6組、関西1組、中部1組、北海道2組の同性カップル計10組となる予定。原告の代理人でつくる「結婚の自由をすべての人に」訴訟弁護団によると、同性婚を求める提訴は全国で初めてだという。
現在は、民法の規定が男女の夫婦を前提としているとされ、同性カップルが婚姻届を提出しても受理されていない。憲法24条は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し」と定めている。同弁護団は、「同性婚の禁止規定ではない」と主張している。法的な結婚ができないため、同性カップルは互いに法定相続人になることができず、税制上の配偶者への優遇措置を受けられないといった不利益がある。
4日に婚姻届を提出したのは、川越市の会社員古積健さん(44)と同、相場謙治さん(40)。提出後、古積さんは「本当は声を上げたくても上げられない性的少数者がいる。裁判を起こすことで、自分たちが役に立つのであればうれしい」と話した。(杉原里美、山下知子)
『朝日新聞』2019年1月4日20時46分
https://www.asahi.com/articles/ASM1372PDM13UTIL01T.html?iref=pc_ss_date
従来、日本の同性愛者は、同性婚の問題を司法の場に問うことを避ける傾向があった。
そういう意味で、やっと正面切って違憲訴訟を闘う人たちが出てきたことは、とても喜ばしい。
その決断と勇気に心から敬意を表したい。
違憲訴訟なので最高裁判所まで行く可能性が高いが、10年裁判ではなく、できるだけ短期間で(せいぜい3年くらいで)、前向きの判断が出ることを強く望む。
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同性カップル10組、一斉提訴へ 「婚姻の自由を侵害」
埼玉県川越市の40代の男性2人が4日、同市に婚姻届を提出したが、「同性の結婚は想定されていない」として受理されなかった。この2人を含め、男性同士、女性同士のカップル10組は2月中旬、同性婚ができないのは法の下の平等などを定めた憲法に違反し、婚姻の自由を侵害しているとして、東京など4地域の裁判所に一斉に提訴する。
原告は、関東6組、関西1組、中部1組、北海道2組の同性カップル計10組となる予定。原告の代理人でつくる「結婚の自由をすべての人に」訴訟弁護団によると、同性婚を求める提訴は全国で初めてだという。
現在は、民法の規定が男女の夫婦を前提としているとされ、同性カップルが婚姻届を提出しても受理されていない。憲法24条は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し」と定めている。同弁護団は、「同性婚の禁止規定ではない」と主張している。法的な結婚ができないため、同性カップルは互いに法定相続人になることができず、税制上の配偶者への優遇措置を受けられないといった不利益がある。
4日に婚姻届を提出したのは、川越市の会社員古積健さん(44)と同、相場謙治さん(40)。提出後、古積さんは「本当は声を上げたくても上げられない性的少数者がいる。裁判を起こすことで、自分たちが役に立つのであればうれしい」と話した。(杉原里美、山下知子)
『朝日新聞』2019年1月4日20時46分
https://www.asahi.com/articles/ASM1372PDM13UTIL01T.html?iref=pc_ss_date
2019-01-05 18:13
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