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「あの花2」第3回「老後」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月16日(木)
(続き)
20時、新宿二丁目の「AiSOTOPE LOUNGE」へ。
すでに長い行列。
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しばらく並んで入場したものの、前の方の席はもう塞がっていて、中段左端に座る。
マーガレットさん主宰の「あの花2」第3回のテーマは「老後」。
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20時35分、開会。
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自分自身の老後のファイナンシャルプランについては、いまさら坊主頭のファイナンシャルプランナーさんに聞くこともないけど、どんな人たちがどれだけ来場するか?(老後のことを真剣に考えているか?)に興味がある。興味をもって行ったが、若い人が多くてびっくり!

「お前からしたらみんな若いだろう」と言われるので、もっと正確に書くと、20代~30代の人がけっこういる。
で、ファイナンシャルプランナー兼行政書士の永易至文さんの糞まじめな、もとい、まじめで有益な話を真剣に聴いている。
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いつもの「あの花」の享楽的な雰囲気とぜんぜん違う。
一方、本当ならいちばん話を聞くべきだろう40代~アラフィフの人はそれほど目立たない。
これはどういうことだろうか?

いわゆる「ロスジェネ」世代のL&Gは、社会ひいては自分の老後に対する漠然とした不安が強いのかも。
それに対して、アラフィフのL&Gは、「ケセラセラ、なるようになるわ」のキリギリス的な感覚の人が相変わらず多いのだろうか?

今日のイベントでとても印象的だったのは、シモーヌ深雪さんが唄う今回のテーマ曲。
年老いたドラッグクイーンがスポットライトが当たった華やかな時代を思い出しながら、野外ハッテン場の片隅で冷たくなっていく歌詞のシャンソン。
私たちの世代には、花を咲かせればあとは野垂れ死にも覚悟、それこそが「女優魂」みたいな感覚があるが、若い世代はもっともっと堅実。

もうひとつ思ったのは、やはりL&GはTに比べてお金を持っているということ。
一流企業で働いて、人並み(以上)の人生設計が立つ人の割合が高い。
Tの場合、そういう人は少ないし、公的年金・公的健康保険が無い人すら珍しくない。
そこらへんの相違については、「LGBT経済効果(需要)」がもてはやされた頃(2012年)から指摘してきたが、やっぱりなぁ、という感じ。

もう30年近く前から、性的マイノリティの老後問題について「まじめに考えよう」という意見はあったものの、実際に具体的かつ真剣に考えるイベントはほとんどなかった。
そういう意味で、「老後」テーマのイベントが「二丁目」で開催され、これほど盛況だったのは画期的なことだと思う。
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マミー

 AiSOTOPE LOUNGE てどんなところなんですか?私もいつか行ってみたいです。ところで、お話は変わりますが、今二丁目プロレスに興味が湧いてきてるんですけど。関西のプロレス団体で『紫焔Shi-en』というのがありまして、そこに所属する谷口弘晃さんというかた、むちゃくちゃカッコイイ!!彼がときどきニチョプロに出ています。多分ノンケさんだとは思いますが?彼と良く一緒に戦う竹田光珠さんもとっても素敵です(お顔が凛々しい!)白ブリーフで有名な岡口裁判官も絶賛です!元気な若い人たちを見ていると私も元気がわいてきます!谷口さん去年バディというゲイ雑誌の表紙にもなりグラビアにもなっているそうです。
by マミー (2017-11-17 05:12) 

三橋順子

マミーさん、いらっしゃいま~せ。

イベントの時しか行ったことがないので、普段の営業形態は知りません。
広いホールがあって、かなりちゃんとした舞台があって、バーカウンターがあって・・・、そんな場所です。

すいません、最近のプロレス、ぜんぜんわかりません。
今度、プロレス研の井上章一先生に聞いておきます。

by 三橋順子 (2017-11-20 23:52) 

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