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バトントワリングの10代男子選手への性加害 [現代の性(性犯罪・セクハラ)]

1月15日(月)

けっこうひどい話。
大晦日の朝刊の記事で、翌日、能登半島大地震があって、取り紛れてしまったが、今日、新聞の切り抜き作業をしていて再発見。

性加害した指導者は国外逃亡。
所属チームの対応も誠意がない。

被害者が女子だったら、もっとメディアも報じただろう。
男子への性加害の社会認識がいまだに甘すぎ。
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バトントワリングの10代男子選手、男性指導者から性被害…対応拒んだ責任者ら処分

バトントワリングチームに所属する10歳代の男子選手が今春、男性指導者から複数回にわたって性被害を受けていたことがわかった。選手は精神的なショックで競技を続けられない状態になっており、警察に被害について相談。指導者は加害後に海外に渡航しており、連絡を絶っているという。

選手側が被害を申告し、バトンチームの統括組織「一般社団法人日本バトン協会」(東京)は7月、弁護士3人の外部調査委員会を設置。協会は調査結果を受けて今月、前理事長を1年、チームの責任者を6か月の会員資格停止処分とした。指導者はすでに退会しており、処分できなかった。

調査委がまとめた報告書などによると、選手は男性指導者の自宅で、複数回にわたってわいせつな行為をされた。指導者を怒らせることなどを恐れ、拒絶できなかったという。

被害は、選手が家族に相談して判明。被害を思い出して吐き気や頭痛を訴え、練習に行けなくなった。指導者は家族と解決に向けた話し合いをしている途中、チームを離れ、協会を退会して海外に渡航した。

所属チームの責任者は家族に謝罪するなどしていたが、指導者の退会を受け、「プライベートで起きたこと。退会したので話を聞くことはない」と対応を拒んだ。協会の当時の理事長も「私に言われても困る」などと、途中から選手側の相談に取り合わなくなり、6月に退任した。

調査委は報告書で、指導者の一連の行為を「無責任極まりない」と指弾し、責任者の対応も「被害者の気持ちを逆なでし、傷つけるものだ」と批判。前理事長の対応についても「もみ消しを図ったと言われても致し方ない」と指摘した。

協会の内田圭子理事長は取材に「選手や家族には大変申し訳ない。解決に向けて誠実に対応し、指導者教育を徹底していきたい」と話した。

『読売新聞』2023/12/29 05:00

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