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鈴木賢『台湾同性婚法の誕生―アジアLGBTQ+燈台への歴程』 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

3月22日(火)
鈴木賢先生から新著『台湾同性婚法の誕生―アジアLGBTQ+燈台への歴程』(日本評論社、2022年3月)をいただく。
鈴木賢『台湾同性婚法の誕生』.jpg
ありがとうございました。

台湾における同性婚法の成立(2019年5月)プロセスを詳細にたどった、このテーマの第一人者による大著(354頁)。

いろいろな点ですごい本だと思う。
まず、詳細で緻密な論述。
報道によって断片的に知っていたことが、きっちり整理されつながっている。
台湾でどうやって同性婚法ができたのか? 逆になぜ日本では同性婚法ができないのか? そしてどうすれば同性婚法の成立が可能になるのか? とても示唆に富む。

あと、帯の推薦文がオードリー・タン氏であること。
「台湾逐漸跳脱二元性別的限制、邁向更多元、更開放的生活方式」
これも、鈴木先生だからこそ。

昨夏の北丸雄二氏の『愛と差別と友情とLGBTQ+: 言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体』(人々舎、2021年8月)に続いて、日本のLGBTQ+世界は、大きな知的資産を得たと思う。
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