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某美術館から書類が来た [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

3月22日(火)

某美術館から、私が企画展に貸し出す「資料に保険をかけるから評価してください」という書類が来た。
7点のうち6点は、古書としての価格を参照すればいい。

問題は日本最初のアマチュア女装秘密結社の機関誌『演劇評論』10冊。
これは、古書業界で見たことがない。
同時代(1950年代)のゲイの頒布誌より、残っていない。

現在のところ、実在が確認できているのは、私蔵のものだけ。
もしかして、現存は1点のみかも。

ということで、価格の評価がしようがない。
どうしよう・・・。

もうひとつ困ったこと。
「借用作品の輸送については、専門に扱う業者に委託し、全行程にわたり学芸員が随行します」と書いてある。
これ、ときどき見かける日本通運の美術品輸送専門車のこと。

貸し出す資料を紙袋に入れて(今もその形で保管してある)、私が電車に乗って運び、「はい、ご依頼の品です」と、学芸員さんに手渡しするのでは駄目なのか?
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