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大学におけるトランスジェンダー [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月4日(水)

世の中の人が思っている以上に、現在の大学にはトランスジェンダーは珍しくない。
私の今年度前期の受講生は、2講座合わせて約500人だが、少なくとも2人いる(250人に1人)。
私の講座は、濃縮されている傾向はあるが、一般化しても2000人に1人くらいはいると思う。

大学側の対応はさまざまだが、望みの性別での通称名の使用を認めるなど、それでもこの数年で大きく改善されている。
男女共学の大学では、トランスジェンダー学生の存在は、もうそれほど大きな問題ではなくなりつつある。

今回のお茶の水女子大学の対応が大きな社会的関心になったのは、女子大学(しかも国立の)という旧態依然たる性別分離の枠組みが前提としてあるから。

ただ、女子高等師範以来の長い伝統を誇る国立の女子大学(お茶も水女子大学・奈良女子大学)の解体にはそれなりに時間がかかる。

一方、入学希望者への対処は急がなければならない。
両者は関連する問題だが、同時に解決するのは難しいということ。

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