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3冊目の著書の書名と目次案 [お仕事(執筆)]

11月1日(月)

3冊目の著書の書名と目次案。
編集者さんが手を入れてくれて、とてもすっきりした。

このまま決まればいいのだが、まだ「没」の不安がある。
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『歴史の中の多様な「性」――日本とアジアの性愛史』
はじめに
Ⅰ 「性の多様性」再検討
 1 近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う
 2 性別越境文化の論理
 3 同性間性愛文化の普遍性

Ⅱ 日本の性愛史――中世から現代へ
 4 藤原頼長のセクシュアリティ――『台記』にみる男色関係
 5 薩摩藩における男色の系譜――「兵児二才」(へこにせ)制と学校文化
 6 説話の中の性別越境――江戸相撲、強豪女力士の伝説
 7 「文明開化」は抑圧の始まり――異性装禁止とその拡大
 8 近代社会と男装者の「罪」――男尊女卑の制約を超える
 9 女装世界の20世紀――トランスジェンダー・カルチャーの構造
 10 レズビアンの隠蔽――概念の欠落とロールモデルの不在

Ⅲ アジアの性愛史――インド・中国・朝鮮半島
 11 インド――「ヒジュラ」に学ぶサード・ジェンダー
 12 中国――女装の美少年・「相公」(シャンコン)
 13 朝鮮半島――芸能集団「男寺党」(ナムサダン)の稚児をめぐる伝統

Ⅳ 歴史と現在
 14 歴史の中の多様な「性」――「伝統的」な「性」の在り様とは何か?

文献一覧/初出一覧/あとがき
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