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家の中で土器を焼いて家を焼く [事件・事故]

8月11日(日)

縄文時代人も弥生時代人も絶~対に、住居の中で土器は焼かない。
土器を焼くに必要な火力を、わらぶき屋根の裏側がむき出しになっている住宅内でやったら、家が燃えるのは当たり前。
そもそも、窯ができるまで、土器の焼成が「「野焼き」だったのは考古学の常識。
だったら、なんで「野焼き」って言うのか、考えて欲しい。

こういう漫画のような「お馬鹿」レベルの学芸員しか雇えない自治体に同情する。

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学芸員が土器焼いていたら…竪穴式復元住居全焼

11日午後2時40分頃、北海道釧路市北斗にある「北斗遺跡」の竪穴式復元住居のわらぶき屋根から出火、復元住居36平方メートルが全焼し、火は約1時間10分後に消し止められた。

けが人は無かった。北海道警釧路署の発表によると、釧路市立博物館の男性学芸員(40)が復元住居内で土器を焼いていたといい、土器を焼く火が屋根に引火したとみられる。

北斗遺跡は旧石器時代や縄文時代などの遺跡で、1977年に国の史跡に指定された。復元住居は5棟あり、全焼したのはこのうちの1棟という。

『読売新聞』2013年8月11日19時54分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130811-OYT1T00572.htm?from=main8
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コメント 4

真樹猫ちゃん

もしや・・・、これはある種の修法ではないのでせうか。
壇の火が燃え移ったので、土器云々と誤魔化したとか。

かつて祇王寺辺りで、怪しい行をしていた一味
が北へ逃れたとか聞きみゃした。

by 真樹猫ちゃん (2013-08-12 13:08) 

三橋順子

真樹大姉様、いらっしゃいま~せ。
ほう、大姉様の手の者がおろしゃ調伏のために不動明王法を修されていたと・・・。
by 三橋順子 (2013-08-12 19:39) 

カナッペ

う~ん、あそこの学芸員は優秀な方だった印象があるんですがね~

それはおくとして、イワシ博物館が爆発したのを覚えていますか?
天然ガスに引火したのが原因だったのですが、あの博物館に勤務していたのは教員をリタイアした方たちで、たぶん学芸員の資格はもっていませんでした。
もしも学芸員なら燻蒸 にバルサン(点火式)を使うはずがないので、
もしかすると爆発はなかったかもしれません。

「学芸員などわざわざ雇用する必要ない!退職した社会科教員でも嘱託で置いておけばよい」と考える自治体も少なくないのが現状です。

ちなみにわたしが所属する自治体は文化や文化財に全く興味がありません。
そろそろやめようかと考えてます(-.-)
by カナッペ (2013-08-13 17:53) 

三橋順子

カナッペさん、いらっしゃいま~せ。
報道内容を信じればですが、実験考古学として、竪穴住居の中で土器を焼くというのは理解不能なわけで、そういう人が「学芸員」という専門職に就いているのは、やはりまずいと思います。
日本の地方博物館・資料館の「学芸員」の中に、実は学芸員資格をもっていない贋「学芸員」が多いのは、私が学芸員講座をとった35年以上前からあまり変わっていないわけで、法律の不備、自治体の文化認識レベルの低さに原因があるのは言うまでもありません。
一方で、地方の博物館・埋文センターの職員さんに優秀でまじめな方が多いことは、全国あちこちを見てきましたのでよく知っています。
それだけに残念な火事でした。

by 三橋順子 (2013-08-13 21:22) 

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