40度越えという気温

８月11日（日）
２日続けて40度越えって・・・、甲府の人たちよく生きているなぁ。
これも異常だけど、東京の今朝の最低気温が３０.９度（05時41分に記録） という値も、とんでもなく異常。
ここはどこなの？　バンコク、それともカルカッタ？

40度台の気温は、若いころ、体験したことがある。
場所は、1980年代初頭、学術調査で行った中国新疆ウイグル自治区のトルファン盆地。
トルファン盆地はユーラシア大陸のど真ん中なのに、海抜がマイナス（海面下）で、熱気が溜まる地形構造。
その昔、トルファン盆地にあったシルクロードの要衝、高昌国は「火州」と呼ばれたほど暑い。
たしかベゼクリク千仏洞を見学に行った日、ガイドさんが「今日の天気は気温46度、湿度０％です」と教えてくれた。
実際、沙漠にいると、肌がチリチリ炙られているような感じで、「暑い」じゃなく「熱い」。
汗はまったく出ず、いや出ているのだけどたちまち蒸発してしまい、気付くと析出した塩分で肌がザラザラしている。
（塩分回収のため、自分の腕をなめてみたが、細かな砂も混じっているので、あまりよろしくなかった）
こういう気候では、すっぽり身体を覆う服の方が涼しく、肌は露出してはいけないのだ、ということを文字通り、肌身で知った。

日本の40度は、湿度を伴っているので、トルファンのそれとはかなり感じ方が違うだろう。
高校生の頃、熊谷市で体温より高い気温37～38度というのは体験しているが、身体中、びしょびしょになるくらい、汗が出まくってしまうという感じ。
こうなると、塩を舐めながら、水分をこまめに補給するしかない。

こんな感じで、若いころに暑さはいろいろ体験しているが、高齢になった今ではもう身体がついて行かない。
こうした猛暑の日は、家でおとなしくしているに限る。
今日も、午後から渋谷に出かけようと思ったが、止めにした。
そうしたら、雷が鳴りだした。
どうせなら、しっかり雷雨になって欲しい。
ともかく、夜暑くて寝られないのが辛いのだ。
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また大台…甲府４０・６度、四万十４０・４度

日本列島は１１日も、太平洋高気圧が張り出した影響で各地で気温が上昇している。

気象庁によると、前日に４０・７度を観測した甲府市では、午後２時３７分に４０・６度を記録。高知県四万十市も午後１時３５分に４０・４度まで気温が上がるなど、両市は２日連続で４０度以上を観測した。

このほか、午後２時４０分までの最高気温は、千葉県茂原市が３９・９度、浜松市で３９・８度などとなっている。

午後２時現在、全国９２７ある観測地点のうち、２８２地点で３５度以上の「猛暑日」となっている。同庁では宮城県から沖縄県までのほとんどの都府県に高温注意情報を発表し、熱中症対策を取るよう呼びかけている。

『読売新聞』2013年8月11日15時09分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130811-OYT1T00341.htm?from=top