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ライフヒストリーを記録しておくことの重要性 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

3月9日(水)

長谷川さんの逝去で思ったこと。

LGBT界隈の人、65歳(もしくは60歳)を過ぎたら、インタビュー動画を撮っておくこと。
「まだまだ死なない、大丈夫」「遺言みたいで縁起でもない」と言っているうちに手遅れにならないとも限らない。

ちゃんと、自分とコミュニティの歴史を語り残すことが、後に続く人たちの力になる。

アメリカのLGBT博物館のキューレターが言っていたように「30分、いや15分のインタビュー動画でいいから撮ってください。それでも、まったくないよりずっとマシなのです」なのだ。

長谷川さんの場合、自叙伝『熊夫人の告白』(ポット出版、2005年)があり、「yomiDr.」のロングインタビュー(2016年)があり、亡くなる前日まで対談の動画収録をされていて、ライフヒストリーの記録には恵まれている。

長谷川さんは、お病気のことがあり、死に至る準備を自覚的にする時間が長かったから、これだけの記録が残ったのだと思う。
しかし、そういう方は稀だ。

友人・知人が亡くなるたびに、同じこと(ライフヒストリーを記録しておくことの重要性)を思う。
しかし、状況は一向に改善されない。



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