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新型コロナウイルス、男性の死亡リスクが高い理由 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

4月9日(木)

日本は現時点(4月9日)で107人死亡。
男女比は74:23(不詳10)。

感染者には男女に大きな差はないが、死亡者には明らかな男女差がある。
記事の中で「死亡者は男性の方が多く、女性の2倍以上になる国もある」とあるが、日本はそれ以上で3倍。

中 国  男性64%、女性36%
イタリア 男性69%、女性31%
スペイン 男性63%、女性37%
日 本  男性76%、女性24%

男性の場合、
もともと、短命、
日頃の不摂生(喫煙・飲酒)からくる基礎疾患、
日頃の不衛生(トイレで手を洗わない傾向)、
などの理由が考えらえる。

コロナ死亡者の極端な性比(3:1)を眺めながら、「私はどっちに入るのだろう?」と考えてしまう。
遺伝子的には男性だけど、ホルモン的には、同世代の多くの女性より女性ホルモン値は高いわけで、到底、男性とは言えないから。
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新型コロナウイルス、男性の死亡リスクが高い理由

<新型コロナウイルス感染症の死亡者を男女別に見てみると、どうやら男性にとってより危険な病気であることが分かってきた......>

新型コロナでの死亡、男性が倍以上を占める国も

新型コロナウイルス感染症はこれまで、「高齢者」と「基礎疾患がある人」がとりわけ危険だと言われてきた。しかし死亡者を男女別に見てみると、どうやら男性にとってより危険な病気であることが分かってきた。

英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)ジェンダー・アンド・グローバル・ヘルス・センターのサラ・ホークス所長は、フランスの国際ニュース専門チャンネル「フランス24」に対し、死亡者は男性の方が多く、女性の2倍以上になる国もあると話した。男女別のデータが入手できた国については、どこも男性の方が多い傾向にあるという。

ホークス所長は、グローバル・ヘルスにおける男女平等を推進している独立系団体「グローバル・ヘルス50/50」の共同創設者。同団体は米CNNの協力により、世界中から新型コロナウイルスとジェンダーのデータを集めて分析している。

グローバル・ヘルス50/50のウェブサイトには、各国からのデータを分析した表とグラフが掲載されている。このデータは、毎週火曜日と金曜日にアップデートされているという。

喫煙や飲酒で男性にリスク
例えば中国を見ると、死亡者の男女比は男性64%、女性36%だ。また、欧州でもっとも感染被害が広がっているイタリアでは、男性69%、女性31%と、男性が倍以上になっている。欧州でイタリアに次いで死亡者数が多いスペインでは、男性63%、女性37%だ。なお、日本は死亡者数の男女別データは提供していないようだ。

フランス24は、新型コロナウイルスに感染する可能性としては、男女の差はないとしている。実際に、グローバル・ヘルス50/50の表を見ると、フランスでは感染者の男女比は男性47%、女性53%と女性が若干多い。国によってまちまちではあるが、全体として男女のどちらかに偏っている印象はない。

感染の割合は変わらないのに、致死率は男性の方が高くなる原因について、ホークス所長はフランス24に対し、生物学的な原因もあるとしながらも、喫煙や飲酒をたしなむ人が女性よりも男性に多いことが主な原因だと説明している。

例えば、世界で最も喫煙者の多い中国では、男性の50%が喫煙する一方、女性は3%にとどまる。また、イタリアでは男性の喫煙者700万人に対し、女性の喫煙者は450万人だ。グローバル・ヘルス50/50によると、新型コロナウイルスで陽性になり入院した場合、集中治療や人工呼吸器が必要になるリスクは、喫煙者の場合、非喫煙者の倍以上になるという。

新型コロナウイルスは、高血圧症や循環器系疾患、慢性の肺疾患などの基礎疾患がある人が、より重篤化しやすいと言われている。ホークス所長はCNNに対し、こうした疾患は、世界的に男性の方が多いと説明する。

手洗いに無頓着な男性たち
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは、喫煙者が新型コロナウイルスに感染した場合、呼吸器系がそもそも健全でないため、呼吸困難や肺炎になるリスクが高いと指摘する。また喫煙者には、喫煙と関係があるとされる生活習慣病「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」のような基礎疾患が潜んでいるかもしれず、新型コロナウイルスによりこれが悪化する可能性があるという。

アルジャジーラはさらに、単にたばこを吸うという行為が、ウイルスに感染するリスクを高めている可能性にも触れている。たばこを吸う際に顔に手を持っていくためだ。また、手を洗わずにたばこを扱ったり、人とシェアしたりする行為も危険だと指摘する。

一方で、男性の方が死亡するリスクが高い原因としてフランス24はもう一つ、「手洗い」に対する男性の意識の低さを挙げている。

例えば2009年に行われた調査では、公衆トイレ使用後、女性の場合は65%が手を洗ったが、男性で手を洗った人はわずか31%だった。また、2013年に米ミシガン州のトイレで4000人を観察した調査によると、トイレ後に男性の14.6%は手洗いせず、35.1%は水洗いのみで石けんは使わなかった。女性の場合、トイレ後に手洗いしない人は7.1%、石けんを使わない人は15.1%と、それぞれ男性の半分以下だった(ロイター)。

(松丸さとみ)
「NEWS WEEK」2020年4月9日(木)18時00分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/post-93078_2.php


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