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「杉田水脈『生産性』発言」問題 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

7月26日(木)

杉田議員の発言への批判は、「生産性」みたいな基準で人を測っては駄目、まして国会議員という立場の人がということ。

しかも、その発言趣旨は、自民党のLGBT政策に明確に反しているのに、自民党からなんのお咎めもない。
「それはおかしいでしょ」という話。

右派だとか左派だとかという話じゃない。
だからこそ、大勢の人が怒っている。

それがわからず、党利党略(というより自民党擁護)の発想でしか発言できない「LGBT活動家」なんていらない。

その自民党べったりのゲイ活動家が、東京レンボ―プライド(TRP)が、「杉田水脈発言」に対する自民党本部前での抗議活動(27日19時~)に賛同したことを、パレードの中立性を損ねると批判している。

もし「杉田水脈発言」問題を、TRPが政権与党におもねってスルーしたとしたら、それこそLGBT当事者の信頼を決定的に失ったと思う。

杉田発言は、LGBTの人権の根幹部分に対する重大な侵害であり、だからこれだけ大勢の人が怒っている。
そこに右も左もないと思う。

今、LGBTの人権擁護と自民党のご機嫌取りのどちらの立場に立つべきか、ということ。
TRPの判断は間違っていない。

27日の集会、杉田議員と自民党への抗議が主旨であるのはもちろんだけど、せっかくの機会なのだから、日本のLGBT+の人権擁護運動のひとつの出発点になればと思う。

ストーンウォール・イン弾圧事件(1969年)が、アメリカにおけるゲイの公民権運動の出発点になったように。
左とか右とか関係なく、杉田議員の発言内容と、それを許容する自民党の姿勢に怒りを覚えた大勢の人が集うことを願う。

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コメント 2

AJ

時系列的にみると、
「若手議員が失言したのを自民党は擁護した」
という話ではなく、
「このような主義主張の持ち主だからこそ、自民党首脳(総理)が抜擢し、比例区単独名簿トップにした」
という話ですね。
つまり、幹事長がいうような、「多様な意見がある」中の一つというより、名簿トップにし、確実に当選させたい、自民党の中の中核的思想の持ち主である、ということですね。
ラスボスは別にいるということですね。
by AJ (2018-07-26 20:04) 

三橋順子

AJさん、いらっしゃいま~せ。

はい、杉田議員はもともとこういう主張の人なのです。
それを承知でリクルートしたした「ラスボス」がいるわけです。

でえもその「ラスボス」は、杉田議員がいう「子孫を残す)生産性」がない人というオチになります。
by 三橋順子 (2018-07-29 00:32) 

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