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なんちゃって「身体論」 [お仕事(講義・講演)]

12月15日(金)

10日(日)の「G-front関西」の講演会の質疑応答で、こんな質問があった。

「三橋先生は大学(大学院)で正規に『ジェンダー論』『セクシュアリティ論』を学んだのですか?」

ドキッ!

誤魔化しても仕方がないので、正直に返答。

「大学では『ジェンダー論』も『セクシュアリティ論』学んだことはありません。私の大学時代(1970年代)にはそういう講義はまったくありませんでした。だから私の『ジェンダー論』は『なんちゃってジェンダー論』ですし、『セクシュアリティ論』は『なんちゃってセクシュアリティ論』なのです」

その私が、来年度「身体論」の講義をすることになり、シラバスを書かなければならない時期になった。

実は「なんちゃって身体論」であることを、シラバスに正直に書こうか、迷っている。

今のところ、こんな講義内容を考えている。
もうまったくの寄せ集めで、専門の先生からしたらお笑い種だろうが、この程度しかできないのだから仕方がない。
もう開き直るしかない。
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2018年度(春学期) 明治大学(和泉キャンパス)「身体と社会」

【テーマ】身体、社会との関わりからセクシュアリティを考える

【授業内容】
(1) ガイダンス ―身体・社会・「性」を考えることの意味-
(2) 「性」と身体 ―性分化の仕組み―
(3) セクシュアリティ論の基礎(1)―セクシュアリティの構築性―
(4) セクシュアリティ論の基礎(2)―性的指向・性幻想・性的嗜好―
(5) 身体・衣服・セクシュアリティ(1)―裸体と着衣のエロティズム―
(6) 身体・衣服・セクシュアリティ(2)―セクシーなファッションは誰のため?―
(7) L/G/B/Tとは何か(1)―言葉の意味とそれぞれの問題点―
(8) L/G/B/Tとは何か(2)―病理化と脱病理化―
(9) トランスジェンダーと身体(1)―女装と女体化の間・身体の自己決定―
(10) トランスジェンダーと身体(2)―そのセクシュアリティ―
(11) トランスジェンダーと身体(3)―トイレ問題・温泉問題―
(12) 「買売春」を考える(1) ―「性の商品化」論と「セックスワーク」論―
(13) 「買売春」を考える(2) ―歴史をたどる 前近代から昭和戦後期―
(14) 「買売春」を考える(3) ―現在の諸問題―   
      レポート提出

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