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「レイプ&セクハラ共同体」 [現代の性(性犯罪・セクハラ)]

1月4日(木)

昨年からの流れを見ていて思うのは、日本の政界・経済界(企業)・マスメディアの男性たちは、相変わらず「レイプ&セクハラ共同体」なのだなぁ、ということ。

共同体構成員の皆とは言わないがかなりの人が程度の差はあれ「身に覚えがある」ので、加害者を批判することは「明日は我が身に」なりかねないから、どうしても及び腰になる。
できれば「なかったことにしたい」と思うのは当然だろう。

日本で、女性に対するセクシュアル・ハラスメントが問題化学されたのは、1997年の「男女雇用機会均等法」の改正で、「性的嫌がらせへの配慮」が規定されたのが最初。

それ以前は、ほんとうにやりたい放題だった。
そこらへんのことは、同時代に「ホステス」としていろいろ聞いている。
たとえば女性秘書が上司からヒップを撫でられるのは日常的だった。
逆に言えば、上司がヒップを撫でたくなるような女性が秘書に起用された。

それから、まだ21年しか経っていない。
当時30歳の中堅社員が、今50歳の部長クラス。
当時40歳の課長クラスが、今60歳で社長・経営者。
長年の「習い性」は変わっていないと思う。

なぜ、メディアが取り上げない!と怒る人がいるけど、日本のマスメディアは「レイプ&セクハラ共同体」の中核構成員だから、自分の家に火を着けるようなことをしないのは、当然なのだ。

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ほわほわうさこ

ちょうどバブルの時期に会社員(一応一部上場の金融機関でしたが…)をしていましたが、私が在籍していたところも果たして順子さんのおっしゃる通りの企業風土でした。

女性はあくまでも男性の補助で、任された仕事をしていても上司がコピーを取ってくれと言えば嫌でも席をたちコピーをとるのが当たり前だったし、セクハラ紛いの言動があっても、笑っていなすしか方法がなかった。
男女雇用機会均等法ができた頃には総合職を選択しようとしても、そんなことしたら転勤させるぞと、暗に脅かされもしました。

振り返ってみればあの頃より表向きではあっても少しは女性の地位も向上しているのだと思いますが、『企業人』の自覚は相も変わらずなんでしょうね。

長文失礼しました。
by ほわほわうさこ (2018-01-05 04:42) 

ふぶら

本当におっしゃる通りだと思います。
自分は昭和50年中盤に高卒女子として、最初「おかたい」事で評判の一部上場企業に就職しましたが、入社してまず驚いたのは「社内至るところに女性ヌードカレンダーが貼ってある」事でした。大半がビキニ姿、フルヌードもありました。今なら「環境型セクハラ」ですよね。
これが「おかたい」会社ですから、そうでない会社は一体どれほどだったでしょうか。
女子社員だけ当番で朝早く出社して、一人一人の机をふいたり茶碗を洗って朝一番で一人一人の好みに合わせたお茶やコーヒーをいれたりしなければなりませんでした。今では信じられない事ですが、オフィスで煙草を吸う人の為に灰皿も毎朝洗う必要がありました。
当然セクハラ(当時はそんな概念は無し)は酷く、被害にあった同僚がたまりかねて上司に相談すると「厳しい仕事場で甘ったれるな、これだから女は」と逆に叱責される始末。それではと当時まだ機能していた労組に訴えると、労組ののんきなおじさん達に「そんなに仕事が嫌なら早くお嫁に行けばいいのに~」と笑われて全く取り合って貰えず絶望していました…
容姿差別や年齢差別も凄まじくて、「もう24でしょ?ブスなんだから早くしないと売れ残るよ~」「俺達もオバサンに長く居座られると若いカワイコチャンが入ってこないからやる気出なくて困るんだよ」「そうだそうだガッハッハ…」と、真っ昼間仕事時間中に笑い者にされるのは日常茶飯事。こんな暴言を「ユーモア」「職場のコミュニケーション」と肯定していた昭和の日本でした。
男女雇用均等法が出来て「女性ヌードカレンダー」をあわてて職場から撤去しなければならなくなった日の騒動は、今でもよく覚えています。男性社員の多くは不満たらたら渋々はがしていましたが、強烈な抵抗を示す男性も居ました。どうしても撤去しない彼の怒気に満ちた態度に、女子社員は皆ふるえあがったものです…。
長くなってしまいまして申し訳ありません。思い出したら止まらなくなってしまいました。まだ大量にありますが、ごめんなさい終わりにします。
ふぶら拝
by ふぶら (2018-01-07 11:35) 

ふぶら

長くなってしまいましてすみません、一点「環境型セクハラ」について補足させて下さい。
「職場のヌードカレンダー位たいした事ないんじゃないの?今でもコンビニに成人雑誌あるし」と思われるかもしれません。しかしコンビニの成人雑誌と異なり、職場のヌードカレンダー(そう言えばヌードポスターも沢山ありましたっけ)は、簡単に「仕事場で女性社員をいたぶるツール」になるのです。
写真の裸体外国人女性の胸を見ながら「全く○○チャン(女性社員は多くこう呼ばれました)もこれ位ボインだったらなぁ~仕事来るのも楽しいのになぁ」等とからかう男性社員は普通に居ました。
もしもここで「○○チャン」が不快そうな顔でもしようものなら、他の男性社員達も寄ってきて「あ~怒ってる?ダメだょそんなキツいとお嫁に行けないょ」「女のコなんだから笑顔が第一!」「そうそう○○チャンはもう少しやさしく女らしくしないと売れ残るんじゃないかといつも心配でねぇ」…セクハラ男性共同体が一致団結して、時には侮辱し時には親切めかして女性社員の抗議を徹底的に封じ込め嘲笑し、なぶりものにするのでした。18歳の自分には「男性社会人とは女性社員を集団でいじめる卑劣な生き物」に思えてなりませんでした。
勿論そんな多くの男性社員を苦々しく思っている少数派の紳士も居たのですが、表立って「○○チャン」の味方をすれば今度は紳士自身が「仲間外れ」にされますから、余り味方にもなれず…誠にセクハラ男性共同体とは、強固な絆の様です。
関係ありませんが、そう言えば「ボイン」って死語ですね(苦笑)。いつから「巨乳」の方が言葉としてメインになったのか…。
ふぶら拝
by ふぶら (2018-01-07 13:35) 

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