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20世紀末(1990年代前半)の商業女装クラブ(その27)ビザール・ファッション [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

1月24日(金)

「ビザール(Bizarre)・ファッション」という言葉をご存じだろうか?

Bizarreとは、奇妙な、奇怪な、の意で、素材的には皮革、PVC、ラバー、エナメルなどで、金属を用いた装飾も多い、フェチシズム傾向の強いファッションのこと。

形態的には、ミストレスコスチューム(バストオープン)、ヒップオープンコルセット、フロントストラップレオタード、サイドストラップスカートなど、締め付けと露出とが交錯する。

ボンデージ(Bondage:拘束)・ファッションと似ているが、方向性が違う。

日本には、1980年代末(バブル全盛期)に移入され、1990年代前半(バブル崩壊期)まで流行した。
六本木の「アズロ」というお店が有名だった。

書籍としては、北原童夢『フェティシズムの修辞学』(青弓社、1989年)などがある。

矢木沢まり(『FLASH』19891212) (2) - コピー.jpg
↑ 典型的なビザールファッション。
『FLASH』1989年12月12月号。
モデルは、矢木沢まりさん。

ビザール(Bizarre)・ファッションの話をしたのは、私がその腫のファッションに惹かれていたから。

日本にビザールやボンデージファッションを紹介した北原童夢の本はリアルタイムで読んでいたし、ヨーロッパの写真集にも、その路線のファッションはよく載っていた。

前のエントリーで、画像をアップした矢木沢まりさんの写真も、「いいなぁ、いつかこんなファッションしたいな」
と思いながら、ファイルした。

たしか1991年3月頃だったと思う。
たまたま新宿三丁目にビザールファッションとSMグッズの店がオープンしているのを見つけて入ってみた。

そこで、ビザール系の黒のワンピースを買った。
インポート物で、たしか1万2000円だった。
お小遣い的にはかなりきつかった。
「布地少ないにに、高いなぁ」
と思った記憶がある。

光沢がある伸縮素材でボディラインがはっきり出る。
デコルテも開いている。
バストがなく、ヒップも小さい女装者にはかなり辛い。
でも、着てみたかった。

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↑ さっそく着てみた。1991年4月24日撮影。

着てみて思ったのは「短い!」
ワンピースだけど、ほとんど股下0cm。
普通の立ちポーズでパンツが見えてしまう。
そういうデザインということ。
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↑ 1992年11月4日撮影。

ちなみに、このファッションだと、いつものTバックショーツでは無理で、撮影の時には「前貼り」をしていた。
「前貼り」とは、裏側に脱脂綿をあてた逆三角形の布の3つの頂点に布テープを付け、股間に装着するもの。
(おしっこに行けない)

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↑ 購入から3年ほど経った1994年5月3日撮影。
このレベルの写真が撮れたので、自分では満足だった。


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「エリザベス会館の思い出」シリーズ、 [お仕事(執筆)]

1月24日(金)

この1週間ほど、書いている「エリザベス会館の思い出」シリーズ、最初は思い出したことを、忘れないうちに記録しておくつもりで書いていた。

ところが、歴史研究者の悪い癖で、だんだん時系列的な記述になってきた。

そうすると、「あれ?、この出来事が抜けている」「これも書かないと」ということになっていく。
書いているうちに思い出すことも多い。

アマチュア女装世界の歴史については、拙著『女装と日本人』に私の体験も含めて、概略は記してある。

客観的な歴史としては、それでいいのだが、もう少し主観的に書き残しておいた方がいいのかな(本にはならないが)とも思う。

Facebookに書いて、少し手直ししてブログに載せている。
それがもう26回になっている。

最終的に、Wordファイルにまとめて、信頼できる研究者に託せば、後世に伝わるかもしれない。

眼の具合が悪いので、思うように書けないのだが、残されている時間は長くないので、あまりのんびりするわけにもいかない。

あと10回くらいかな。


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1月24日(金)左上第一小臼歯の治療完了 [日常(通院)]

1月24日(金)

13時半、家を出る。
東急東横線で学芸大学駅へ。

昼食は東口商店街の「シータ」でカレーランチ(950円)。
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日替わりはチキンとオクラ。
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16時、歯科医院へ。
左上第一小臼歯の治療完了(被せ)。

今日は、足が痛く、歩くのに難儀。

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