望月の歌 [テレビ批評(光る君へ)]
11月17日(日)
「光る君へ」第44回
この世をば わが世とぞおもう 望月の
かけたることも なしと思えば
孫2人が天皇と東宮、3人の娘が「三后」として並び、長男は摂政、我が身は太政大臣という栄華の絶頂で詠まれたとされる藤原道長の歌。
その彼が心の中で眺めていたのは、最愛の女性(藤式部)と結ばれた六条の廃院の破れた屋根から眺めた望月だった。
この歌は道長自身の日記『御堂関白記』には記されく、藤原実資の『小右記』にのみ記されている。
道長から返歌を求められた実資が、返歌せずに、ただ唱和したのも『小右記』の記載そのまま。
若い頃に学んだ平安貴族日記の世界がドラマとして再現され、感激。
「光る君へ」第44回
この世をば わが世とぞおもう 望月の
かけたることも なしと思えば
孫2人が天皇と東宮、3人の娘が「三后」として並び、長男は摂政、我が身は太政大臣という栄華の絶頂で詠まれたとされる藤原道長の歌。
その彼が心の中で眺めていたのは、最愛の女性(藤式部)と結ばれた六条の廃院の破れた屋根から眺めた望月だった。
この歌は道長自身の日記『御堂関白記』には記されく、藤原実資の『小右記』にのみ記されている。
道長から返歌を求められた実資が、返歌せずに、ただ唱和したのも『小右記』の記載そのまま。
若い頃に学んだ平安貴族日記の世界がドラマとして再現され、感激。