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MtF→Trans-woman、FtM→Trans-manの用語変更問題 [現代の性(性別越境・性別移行)]

11月17日(日)

国際学会などにおける、MtF(Male to Female)→Trans-woman、FtM(Female to Male)→Trans-man という呼称の変化は、2010年代半ばだと思う。

WPATH2014(バンコク)では、すでにMtF、FtMはあまり使われなくなっていた。
そこには欧米の当事者の意向が反映している。
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そもそも、male to female も female to male も、移行の方向性を示す言葉に過ぎず、本来は、male to female transsexual、とか female to male transgender というような使い方をしていた。
つまり、MtF、FtMでは、呼称として不十分なのだ。

元来「土着派」の私としては、「なにも欧米に倣う必要はない」という意見もわからないわけではないが、学問的には国際共通用語を使わないと、いろいろ具合が悪いことがある。

【追記】
MtF→Trans-woman、FtM→Trans-manの用語変更問題、私が講義レジュメを書き換えるなどの決断をしたのは、2015年10月だったことが「日記」を検索して判明。
日本ではかなり早い方だったと思う。
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2015-10-27-1
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陸奥湾でM4.6,最大震度4 [地震・火山・地質]

11月16日(土)

2024-11-16-21-22-22-large.jpg
11月15日21時22分頃、震源地は陸奥湾、深さ10km、地震の規模はM4.6、最大震度4。

陸奥湾が震源の地震って、記憶がないなぁ。
かなり珍しい。

この10年間で有感地震は7回。
今回の地震が最大規模。
陸奥湾が震源の地震.jpg
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ベストの法改正にはならない事情 [現代の性(性別越境・性別移行)]

11月16日(土)

2003年制定の「GID特例法」が性別の移行を望むことを精神疾患とする観念と、当時は「常識」だった「段階的治療論」をベースに作られたのはその通りで、GIDという疾患概念がすでに消滅し、性別移行を臨むことが病理ではなくなった現在、抜本的に枠組みを見直す必要があるのは高井さんの言う通り。
高井ゆと里.jpg
ただ、2023年10月25日の最高裁の違憲判断が、あまりに画期的。ある意味、唐突で、枠組みからの抜本的な法改正のために熟議する時間的な余裕がない。

また旧体制(GIDシステム)を維持したい人たちの勢力も無視できず、法改正のためには、ある程度の妥協も必要な政治情勢。

その点、倫理的・論理的にベストな法改正には至らない事情も理解して欲しい。


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