「性転換手術」や「転性手術」は歴史的用語

８月23日（金）

私は「性転換手術」や「転性手術」は歴史的用語だと考えるので、使う場合は、必ず「」（鉤括弧）を付けるようにしている。

しかし、「性別適合手術」が「正しい用語」とする考えには同意できない。
むしろ、誤訳に近い意訳だと考えている。

なぜなら、「Sex Reassignment Surgery」の「Reassignment」には「適合させる」の意味はないから
だ。
学術的な適訳は「性別再指定手術」もしくは「性別再割り当て手術」だと考える。

1955年設定のドラマの台詞について「性別適合手術と言うべきだ」みたいな主張をする「活動家」がいるが、「頭、大丈夫？悪い虫、わいてない？」と心配になる。
「性別適合手術」なんて言葉は、1955年には影も形もないのだよ。

大きな仕事の依頼

８月22日（木）

松岡さんの訃報に接して、気持ちが落ち込んでしまい、まじめに隠居を考えていたら、思いがけず、大きな仕事の依頼が来た。

自分が考え研究してきたことが、この歳になって形になり、社会に発信してもらえるのは、研究者としてとても幸せなことだと思う。

天は、私に「もう少し頑張るように」と言っているみたいだ。