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NHK朝ドラ「虎に翼」、1950年代の男性同性愛カップル [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

8月16日(金)

NHK朝ドラ「虎に翼」、轟弁護士の同性の恋人・遠藤さん(右端)、16日(金)の放送で登場。
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実はこの時代(1955年)の男性同性愛は、まだ伝統的な年齢階梯制の影響が強く、年齢差がある組み合わせが圧倒的で、現代のような同世代のカップルは稀。

40代の轟弁護士の恋人だと、20代の青年を設定するのが、当時としては一般的。

そのことは、ジェンダー&セクシュアリティ監修の先生も、私も、プロデューサーに指摘したが、容れられなかった。

同年代で、似たような社会的地位の男性同性愛者の組み合わせが主流化するのは、私見では、早くても1960年代末、おそらく1970年代。

まあ、それ以前にも、そういう先駆的なカップルがいなかったわけではないので、間違いというわけではない。
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来週(19日~)のNHK朝ドラ「虎に翼」に [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

8月16日(金)

《ネタバレ注意!》

NHK朝ドラ「虎に翼」、第21週(8月19日~、時代設定は1955年7月)に、轟弁護士の同性の恋人・遠藤さんが登場します。

また、遠藤さんの友人で、千葉さんと秋田さんという同性カップルも登場します。

さらに、男性から女性に「性転換」した山田さんが登場します。
優未ちゃん(寅子の娘)が「性転換!?」と驚くシーンがあるはずです(台本による)。

「性転換」女性(BARを経営)の山田さんを演じるのは、歌手の中村中さんです。
当事者性のある方に演じてもらいたいということで、私も強く推薦しました。
実現して、とてもうれしいです。

登場シーンがわずか1回だけ(21日・水曜日)なのが残念ですが、NHK朝ドラに「性転換」女性が登場するのは画期的なことです。

どうか、お見逃しなく。

ちなみに、山田さんの設定は、1951年に戦後世界最初の「性転換手術」を受けて、1953年に戸籍も男性から女性に変更した永井明子さんと、新派の女形から、戦後はノガミ(上野)の女装男娼に転じ、19511年に湯島天神・男坂下にBar「湯島」を開店した曾我廼家市蝶(そがのやしちょう)さんとの合成です。

山田さんの台詞に「上野の街にはお世話になってるからね」とあるのは、そうした裏設定を踏まえています。

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↑ 永井明子さん
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↑ 曾我廼家市蝶さん
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神奈川県西部でM4.4、最大震度4 [地震・火山・地質]

8月15日(木)

食事をしていたら、テーブルが小刻みに揺れた。
ウチは震度1。

9日の震度5弱の余震。
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08月15日20時20分、震源地は神奈川県西部、深さ10km、地震の規模はM4.4、最大震度4。


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8月15日(木) [お仕事(執筆)]

8月15日(木)

夜中、某学会誌から依頼された論考の枠組みを作る。

だいぶ減らさないと行けない。
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「性自認至上主義」は妄説 [現代の性(性別越境・性別移行)]

8月15日(木)

自分が主張する性別(性自認)が、そのまま社会で通用するなら、性別越境者は誰も苦労しない。
そう簡単な話でないことは、少しでも社会経験がある性別越境者なら誰でもわかっている。

個々人のジェンダー・アイデンティティは尊重されるべきだが、性自認をそのまま社会的性別として通用させるのは、現実としてきわめて困難。

はっきり言って「性自認至上主義」は、よほど世間知らずの「活動家」の妄言(たわごと)。

性別越境の当事者性がある人は、自己決定と性他認の両方を意識して、自分なりの着地点を見つけていると思う。
「性自認至上主義」を振り回すのは、シスジェンダーの「活動家」、とりわけGに目立つように思う。

せめて、性別認識論の起訴くらいは学んで欲しい。
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