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タイ、アジア3番目の「婚姻平等」達成国に [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

6月18日(火)

タイ上院、同性婚法案を可決。
東南アジア最初、アジア3番目の婚姻平等達成国に。

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タイで同性婚法制化法案が上院通過、成立へ 東南アジアで初

(CNN) タイ上院で18日、同性同士の結婚を法制化する法案が可決された。法案は国王の承認を得て成立する見通し。東南アジアの国では初の例となる。

上院の採決では、130対4で賛成が圧倒的多数を占めた。

新法は公布から120日後に施行される。

タイで性的少数者の権利を主張してきたNGOの設立者はCNNとのインタビューで、法案を「歴史的な前進」と評価。「同性カップルの人生を変えるだけでなく、すべての人にとってより公正、公平な社会の実現に寄与する」「タイが進歩的でインクルーシブ(包摂的)な国であることが示され、観光客や企業の誘致につながる」と歓迎した。

タイの憲法裁判所は2020年、結婚を男女間に限定する現行法は合憲との判断を下していた。

昨年の総選挙では、第1党となった革新系の前進党など、複数の主要政党が公約のひとつに婚姻の平等を掲げたが、前進党は保守派に阻まれて連立政権を樹立できなかった。

とはいえ、保守派と連立を組んだ貢献党のセター首相も、同性婚法制化の法案を議会で審議することを約束。世界的な性的少数者のイベント「ワールドプライド」の30年の開催地として名乗りを上げることにも、支持を表明した。

アジアで同性婚が法制化されるのは、19年の台湾、昨年のネパールに続いて3例目。日本では今年、同性婚を認めない現行の規定を違憲とする高裁判決が出たが、今も主要7カ国(G7)の中で唯一、同性同士の結婚や、結婚に準じるパートナーシップ制度が導入されていない。

「cNNニュース」2024.06.18 Tue posted at 21:40 JST

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6月18日(火)大雨 [お仕事(講義・講演)]

6月18日(火)

11時、大雨の中、家を出る。
東急目黒線→都営地下鉄三田線で神保町駅へ。
いつものように、靖国通り沿いの「ドトール」で軽く食事。
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13時、明治大学(駿河台)に到着。
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13時半、文学部「ジェンダー論」10回目。
雨のせいか、受講生少なめ。
「トランスジェンダーと社会」の後半。
かなり積み残し。

15時10分、講義を終えて、教室(大講堂)から,ホールに出たら、まだ夕暮れじゃないのに、外が暗く、「天地晦冥」という感じ。

左脹脛の肉離れは治ったものの、それ以前からの足のしびれは相変わらずなので、雨の日はいっそう足元に注意するので、気疲れがする。

今日の東京の降水量、98.0mm、今年一番の大雨。



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1955年(昭和30年)という時代 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

6月17日(月)

私が生まれた1955年(昭和30年)は、朝鮮戦争(1951~53年)の「特需」を足がかりに、戦後の経済的困難をなんとか脱し、高度経済成長の入口に差し掛かった頃。

多くの人は戦後混乱期の「飢え」を脱したが、まだまだ「飢え」と紙一重の貧しい人がいたし、そうした人たちを支援する社会システムは存在した(1950年「生活保護法」制定)が、十分ではなかった。

そんな時代に、30代でバーを経営している男性という設定は、かなりヤバい。
よほど太いパトロンが付いているか、戦後の混乱期に荒稼ぎしたか、のどちらか。
たとえば、闇市の愚連隊のボスだったとか。
あまちまともな人ではないと思う。

この時代、現在の「ゲイバー」的な店はほとんどない。
元祖の「やなぎ」(新橋→銀座)や「青江」「ボンソワール」(銀座)はあったが、高級店で気楽に飲めるような店ではない。

また、この頃の男性同性愛の関係線は、伝統的・土着的な年齢改定性の影響が色濃く残っていて、大人の男性と青年・少年という組み合わせが圧倒的だった。
現代、主流になっているほぼ同世代の対等なカップルは稀だった。
たとえば。40歳と25歳みたいな年齢差のあるカップルを設定した方が、当時としては自然だ。

女装して暮らしている人は、数こそ少ないがいた。
ほとんどの場合、女装することと生業がリンクしていた。
具体的な職種としては、男娼(セックスワーク)、芝居の女形、温泉地の芸者など。
女装することと生業がリンクしていないアマチュアの(趣味の)女走者は。まだほとんど社会の表面に出てきていない。
趣味の女装者とそれを愛でる女装者愛好男性の秘密グループ「演劇研究会」が結成されるのが、この年(1955年)。

戦後混乱期に上野で山の女装男娼をして稼ぎ、世の中が落ち着いてきたタイミングで足を洗って、貯めた稼ぎで、飲み屋街の小さなバーの営業権を買って、飲み屋の「女将」に転身、という設定なら、リアリティがある(実例あり)。。


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