高温多湿で疲労困憊 [日常]
5月28日(火)
体質的に苦手な高温多湿の中、痛い左足を引きずりながら、銀行→大学(講義)→歯科医院→駅(週末の京都出張の指定券購入)と廻って、もうヘトヘト。
20時過ぎ、帰宅するも、疲労困憊で、夕食が食べられない。
ビタミンB1錠を補充して、少し回復。
体質的に苦手な高温多湿の中、痛い左足を引きずりながら、銀行→大学(講義)→歯科医院→駅(週末の京都出張の指定券購入)と廻って、もうヘトヘト。
20時過ぎ、帰宅するも、疲労困憊で、夕食が食べられない。
ビタミンB1錠を補充して、少し回復。
5月28日(火)明治大学文学部「ジェンダー論」7回目 [お仕事(講義・講演)]
5月28日(火)
11時過ぎ、家を出る。
今日もお天気が良くない。
今学期、火曜日で晴れたのはまだ1日だけ。
東急目黒線→都営地下鉄三田線で神保町駅へ。
いつものように、靖国通り沿いの「ドトール」で軽く食事、
13時、明治大学(駿河台)に到着。
13時半、文学部「ジェンダー論」4回目。
第5講「『性』の多層構造論」の残り「性同一性障害がなくなった」を解説。
続いて、第6講「『性』の多様性論」の1回目「L/G/B/Tとは何か」。
もう少し進みたかったが、まあ仕方がない。
駿河台下の「丸亀製麺」へ。
かけ(並)+れんこん天+鶏天=390+150+190=730円
「すずらん通り」の「サンマルクカフェ」で休憩。
11時過ぎ、家を出る。
今日もお天気が良くない。
今学期、火曜日で晴れたのはまだ1日だけ。
東急目黒線→都営地下鉄三田線で神保町駅へ。
いつものように、靖国通り沿いの「ドトール」で軽く食事、
13時、明治大学(駿河台)に到着。
13時半、文学部「ジェンダー論」4回目。
第5講「『性』の多層構造論」の残り「性同一性障害がなくなった」を解説。
続いて、第6講「『性』の多様性論」の1回目「L/G/B/Tとは何か」。
もう少し進みたかったが、まあ仕方がない。
駿河台下の「丸亀製麺」へ。
かけ(並)+れんこん天+鶏天=390+150+190=730円
「すずらん通り」の「サンマルクカフェ」で休憩。
漢字の字形と使用について [生活文化・食文化・ファッション文化論]
5月27日(月)
昨日の米澤泉美さんの「幽霊漢字」の報告でコメントしたことを敷衍しておく。
日本の奈良時代(8世紀)は世界中で一番たくさん文字資料が残っているが、仏典を除く行政文書(戸籍を含む)に使用されている漢字は、それほど多くない。
当然のことながら文書は書記官が毛筆で紙に書くわけで、字体の細部にややブレはあるが、公文書ではまずまず「標準化」がなされている。
地名は、和銅6年(713)に国・郡・郷レベルまで「好字二字」で完全に「標準化」されている。
だから、やたらと難しい漢字を使う地名はない。
戸籍も、庶民の名前に難しい漢字を使うはずもなく、多くは音に漢字を当てるか(佐久良)、子、丑、寅・・・のように生年の十二支を使うくらい(子麻呂、寅女)。
そうした状況は、徐々に崩壊しつつも律令文書主義が行われていた平安時代までは、大きな変化変はなかったと思う。
平安時代中期、898~901年頃にb編纂された最初の漢和辞典『新撰字鏡』(僧・昌住)12巻本には、約2万1000字が収録されている。
目一杯集めてこれで、日常的に使われていた漢字はもっとずっと少ない。
自筆本が残っている藤原道長の日記『御堂関白記』も、それほど使用漢字は多くない。
藤原実資の『小右記』や藤原行成の『権記』の方が、若干、使用漢字が多いように思う(誰も数えていない)が、まあ大差ない。
律令文書主義に起源する漢字の「標準化」が外れて、やたらと漢字の字体が増えていくのは、おそらく
鎌倉時代以降ではないだろうか。
その傾向は江戸時代にさらに拡大していく。
そうした字体の多様化の背景には、漢字使用者の拡大があると思う。
使用者が多くなり、標準化チェックが効かなくなると、誤字も増え、その誤った字形が引き写されて拡大していく。
私は、多様な字形のかなりは、誤字起源だと思っている。
明治時代になって「王政復古」で律令制的な戸籍や土地台帳(土地登記簿)が作成されるようになったが、漢字の「標準化」がまったく不十分で、江戸時代以来の多様な字形が、戸籍や登記簿のような公文書に持ち込まれる。
本来、誤字であっても、いったん公文書に記されると、「この字形は誤りである」と言えなくなる。
で、字形がどんどん増えていく。
そうした状況が、昭和戦後期の漢字使用制限(でも、名字は例外)、1970年代末のコンピューター使用の開始による漢字の電子化まで続く。
という理解でどうでしょう? 泉美さん。
昨日の米澤泉美さんの「幽霊漢字」の報告でコメントしたことを敷衍しておく。
日本の奈良時代(8世紀)は世界中で一番たくさん文字資料が残っているが、仏典を除く行政文書(戸籍を含む)に使用されている漢字は、それほど多くない。
当然のことながら文書は書記官が毛筆で紙に書くわけで、字体の細部にややブレはあるが、公文書ではまずまず「標準化」がなされている。
地名は、和銅6年(713)に国・郡・郷レベルまで「好字二字」で完全に「標準化」されている。
だから、やたらと難しい漢字を使う地名はない。
戸籍も、庶民の名前に難しい漢字を使うはずもなく、多くは音に漢字を当てるか(佐久良)、子、丑、寅・・・のように生年の十二支を使うくらい(子麻呂、寅女)。
そうした状況は、徐々に崩壊しつつも律令文書主義が行われていた平安時代までは、大きな変化変はなかったと思う。
平安時代中期、898~901年頃にb編纂された最初の漢和辞典『新撰字鏡』(僧・昌住)12巻本には、約2万1000字が収録されている。
目一杯集めてこれで、日常的に使われていた漢字はもっとずっと少ない。
自筆本が残っている藤原道長の日記『御堂関白記』も、それほど使用漢字は多くない。
藤原実資の『小右記』や藤原行成の『権記』の方が、若干、使用漢字が多いように思う(誰も数えていない)が、まあ大差ない。
律令文書主義に起源する漢字の「標準化」が外れて、やたらと漢字の字体が増えていくのは、おそらく
鎌倉時代以降ではないだろうか。
その傾向は江戸時代にさらに拡大していく。
そうした字体の多様化の背景には、漢字使用者の拡大があると思う。
使用者が多くなり、標準化チェックが効かなくなると、誤字も増え、その誤った字形が引き写されて拡大していく。
私は、多様な字形のかなりは、誤字起源だと思っている。
明治時代になって「王政復古」で律令制的な戸籍や土地台帳(土地登記簿)が作成されるようになったが、漢字の「標準化」がまったく不十分で、江戸時代以来の多様な字形が、戸籍や登記簿のような公文書に持ち込まれる。
本来、誤字であっても、いったん公文書に記されると、「この字形は誤りである」と言えなくなる。
で、字形がどんどん増えていく。
そうした状況が、昭和戦後期の漢字使用制限(でも、名字は例外)、1970年代末のコンピューター使用の開始による漢字の電子化まで続く。
という理解でどうでしょう? 泉美さん。
中目黒 [日常(花・街・山・猫・蝶)]
5月26日(日)
足が痛いので、東急東横線代官山駅から歩くのが辛く、中目黒駅からタクシーに乗ろうと思った。
ところが、中目黒駅、とても混雑している。
降りる人が多い。
若者と外国人。
「お祭りでもあるの?」と思ったくらい。
新・山手通り、タクシーまったく来ない。
10分待ってあきらめる。
また東横線に乗って代官山駅へ。
代官山の方がずっと空いている。
中目黒、私が知っている街とは、まったく別の街になっている。
もう近づくのは止めよう。
足が痛いので、東急東横線代官山駅から歩くのが辛く、中目黒駅からタクシーに乗ろうと思った。
ところが、中目黒駅、とても混雑している。
降りる人が多い。
若者と外国人。
「お祭りでもあるの?」と思ったくらい。
新・山手通り、タクシーまったく来ない。
10分待ってあきらめる。
また東横線に乗って代官山駅へ。
代官山の方がずっと空いている。
中目黒、私が知っている街とは、まったく別の街になっている。
もう近づくのは止めよう。
5月25日(土)講義資料のリニューアル [お仕事(講義・講演)]
5月25日(土)
明治大学文学部「ジェンダー論」、来週と再来週は「『性』の多様性論」。
レジュメとPP資料のリニューアルが大変。
このテーマだけは「最先端」でやりたい。
私の場合、「歴史」から「今」まで、2コマ(200分)でやるので、どうしても情報密度が過大になってしまう。
明治大学文学部「ジェンダー論」、来週と再来週は「『性』の多様性論」。
レジュメとPP資料のリニューアルが大変。
このテーマだけは「最先端」でやりたい。
私の場合、「歴史」から「今」まで、2コマ(200分)でやるので、どうしても情報密度が過大になってしまう。
5月24日(金)受診者の「性」的多様性 [お仕事(講義・講演)]
5月24日(金)
もう5年ほど、6月にやっている、某看護系大学でのゲスト講義。
昨年度までは、Trans-manの受診者で健康保険証の性別が男性なら、子宮・卵巣はない(摘出済み)と
認識してほぼ間違いはなかった。
しかし、今後は、健康保険証が男性でも、(レアケースだが)子宮・卵巣がある人がいる(妊娠の可能性もきわめてレアだがある)、と解説しなければならない。
受診者の「性」的多様性の進行は現実の問題。
医療論理的には、レアであっても可能性を棄却してはいけない。
とは言え、超多忙な医療現場で、そこまでのレアケースを想定することはかなり困難。
もう5年ほど、6月にやっている、某看護系大学でのゲスト講義。
昨年度までは、Trans-manの受診者で健康保険証の性別が男性なら、子宮・卵巣はない(摘出済み)と
認識してほぼ間違いはなかった。
しかし、今後は、健康保険証が男性でも、(レアケースだが)子宮・卵巣がある人がいる(妊娠の可能性もきわめてレアだがある)、と解説しなければならない。
受診者の「性」的多様性の進行は現実の問題。
医療論理的には、レアであっても可能性を棄却してはいけない。
とは言え、超多忙な医療現場で、そこまでのレアケースを想定することはかなり困難。
性別適合手術なしで、女性→男性へ変更認める 盛岡家裁 [現代の性(性別越境・性別移行)]
5月24日(金)
実は、2023年10月25日の最高裁決定以降、メディアで報道されない「手術なし」女性→男性変更許可が各地の家裁で次々に出ている。
「X」などで、この事例を批判している人、「今さら」である。
-----------------------------------------
戸籍上の性別変更申し立てた家事審判 変更認める 盛岡家裁
性同一性障害と診断された一関市の会社員が、戸籍上の性別を女性から男性に変更するよう申し立てた家事審判で、盛岡家庭裁判所は22日、性別の変更を認める決定をしました。
家事審判を申し立てていたのは一関市の会社員、大滝洸さん(27)です。
大滝さんは高校生のとき、性同一性障害と診断され、現在は性別適合手術を受けず、男性ホルモン治療を続けています。
大滝さんは「結婚や子育てなどについてほかの人と同じように考えたい」と、盛岡家庭裁判所に戸籍上の性別を女性から男性に変更するよう家事審判を申し立てていました。
大滝さんによりますとこの申し立てについて盛岡家庭裁判所は22日、性別の変更を認める決定をしたということです。
性同一性障害の人の性別の変更をめぐっては、去年、最高裁判所が生殖能力をなくす手術を事実上、必要とする「性同一性障害特例法」の規定を違憲と判断しています。
大滝さんによりますと、今回の決定は最高裁の判断を踏襲したとみられるということです。
大滝さんは「悩みながら生きてきた人生は間違っていなかったと感じた。ほかの若い当事者にとっても人生の選択肢が増えるきっかけになれば」と話していました。
「NHKニュース(盛岡)」2024年05月23日 17時18分
実は、2023年10月25日の最高裁決定以降、メディアで報道されない「手術なし」女性→男性変更許可が各地の家裁で次々に出ている。
「X」などで、この事例を批判している人、「今さら」である。
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戸籍上の性別変更申し立てた家事審判 変更認める 盛岡家裁
性同一性障害と診断された一関市の会社員が、戸籍上の性別を女性から男性に変更するよう申し立てた家事審判で、盛岡家庭裁判所は22日、性別の変更を認める決定をしました。
家事審判を申し立てていたのは一関市の会社員、大滝洸さん(27)です。
大滝さんは高校生のとき、性同一性障害と診断され、現在は性別適合手術を受けず、男性ホルモン治療を続けています。
大滝さんは「結婚や子育てなどについてほかの人と同じように考えたい」と、盛岡家庭裁判所に戸籍上の性別を女性から男性に変更するよう家事審判を申し立てていました。
大滝さんによりますとこの申し立てについて盛岡家庭裁判所は22日、性別の変更を認める決定をしたということです。
性同一性障害の人の性別の変更をめぐっては、去年、最高裁判所が生殖能力をなくす手術を事実上、必要とする「性同一性障害特例法」の規定を違憲と判断しています。
大滝さんによりますと、今回の決定は最高裁の判断を踏襲したとみられるということです。
大滝さんは「悩みながら生きてきた人生は間違っていなかったと感じた。ほかの若い当事者にとっても人生の選択肢が増えるきっかけになれば」と話していました。
「NHKニュース(盛岡)」2024年05月23日 17時18分
同姓パートナーシップ導入の都道府県、半数を超える [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
5月24日(金)
講義準備のため、データ更新。
同性パートナーシップ制度、4月に愛知県、奈良県、兵庫県、徳島県、大分県の5県が導入し、都道府県単位の実施が25都府県になり、半数を超えた。
【実施済み(導入順)】(25)
茨城県、大阪府、群馬県、佐賀県、三重県、青森県、秋田県、福岡県、栃木県、東京都、静岡県、富山県、長野県、岐阜県、鳥取県、島根県、山梨県、福井県、山形県、和歌山県、愛知県、奈良県、兵庫県、徳島県、大分県
【基礎自治体100%実施】(2)
香川県、神奈川県
【未実施】(20)
北海道、岩手県、宮城県、福島県、埼玉県、千葉県、新潟県、石川県。滋賀県、京都府、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、高知県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
この内、県庁所在の市も未実施なのは、宮城県仙台市、福島県福島市、滋賀県大津市、愛媛県松山市の4市。
東北地方太平洋岸3県、山陽道3県、南九州3県など、導入遅れが目立つ。
なお、埼玉県は、基礎自治体100%実施まで残り1市(川口市)。
講義準備のため、データ更新。
同性パートナーシップ制度、4月に愛知県、奈良県、兵庫県、徳島県、大分県の5県が導入し、都道府県単位の実施が25都府県になり、半数を超えた。
【実施済み(導入順)】(25)
茨城県、大阪府、群馬県、佐賀県、三重県、青森県、秋田県、福岡県、栃木県、東京都、静岡県、富山県、長野県、岐阜県、鳥取県、島根県、山梨県、福井県、山形県、和歌山県、愛知県、奈良県、兵庫県、徳島県、大分県
【基礎自治体100%実施】(2)
香川県、神奈川県
【未実施】(20)
北海道、岩手県、宮城県、福島県、埼玉県、千葉県、新潟県、石川県。滋賀県、京都府、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、高知県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
この内、県庁所在の市も未実施なのは、宮城県仙台市、福島県福島市、滋賀県大津市、愛媛県松山市の4市。
東北地方太平洋岸3県、山陽道3県、南九州3県など、導入遅れが目立つ。
なお、埼玉県は、基礎自治体100%実施まで残り1市(川口市)。