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なぜ、トランスジェンダーのセックスワークが成立するのですか? [現代の性(性別越境・性別移行)]

6月2日(金)

慶應義塾大学法学部(日吉)の「トランスジェンダーと法」の講義で、トランスジェンダーのセックスワーカーへの売春関係法規の適用問題(適用できない)の話をした。

すると、リアクション・コメントで、「(女性のセックスワークがあるのに)なぜ、トランスジェンダーのセックスワークが成立するのですか?」という質問があった。

時間が乏しかったので、一言「お客がいるからです」と答えた。
さらに「セックスワークはお商売ですから、お客がいないと成り立ちませんが、少なくとも江戸時代から現代まで、それなりのお客さんがいます」と付け加えた。

それだけの返答では、たぶん、若い学生さんには理解できないだろう。

お客がいるのは、時代だけでなく、地域も超える。
Facebook友達のニューハーフ風俗嬢が、全国を巡業して、繁盛しているのが、その証拠。

今朝の書き込みでも、言葉がよく通じない津軽(青森県)の農家のおっちゃんや漁師さんと励んでいる。

大げさに言えば、全国津々浦々にお客さんがいる。
それが、日本のセクシュアリティなのだ。
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8万円ー(空目)→80万円 [性社会史研究(遊廓・赤線・街娼)]

6月2日(金)

さっき到着した古書店「股旅堂」さんの目録に、仙台・小田原遊廓のある妓楼の「遊客名簿」3冊を含む一括書類(大正末期~昭和初期)が出ていた。

「8万円か・・・、私が買い取って、まじめな院生さんプレゼントして、ちゃんと分析すれば、博士論文になるかも」
と思って、よく見たら、80万円だった(←老眼にゃ)。

ごめん・・・無理。

現在の大学の人文系の専任教授の図書購入費では、たぶん無理。
よほど潤沢な科研費でももらっていればともかく、購入に私財を投入することになると思う。

場所からして、本来なら、東北大学あたりの図書館に購入して欲しいが、予算的に難しいだsろう。
まして買売春関係の史料となると、会議を通らない。

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台風2号にともなう大雨 [天文・気象・生物]

6月2日(金)

台風2号が梅雨前線を刺激して西日本から関東まで、広い範囲で大雨。

ウチのあたりも、17時前後、すごい降り方だった。

でも、多摩川はまだまだ余裕。
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多摩川・田園調布ライブカメラ(17時30分)。
このときの水位が3m20cm。

夜遅くに5m30cmくらいまで上がったが、河川敷にまで浸水することはなかった模様。

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上岡龍太郎さんが逝去、81歳 [訃報・追悼]

6月2日(金)

元・タレント、司会業の上岡龍太郎さんが81歳で逝去。

1990年代前半、上岡龍太郎さんが、大阪キー局の特番で、ニューハーフ番組を数多く企画・司会して、「ナニワのニューハーフブーム」を演出したことを覚えている人はもう少ない。

番組の作り方は、現在の人権感覚からしたら問題があるが、トランスジェンダーの社会的認知を高めた恩人であることはまちがいない。

ありがとうございました(合掌)。

ちなみに、上岡さん企画のニューハーフ番組は、関西大学・トランスジェンダー関連デジタル映像アーカイブ(三橋コレクション)に5本ほど収録してある。

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