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大学のセキュリティ [世相]

11月30日(水)

日本の大学は全般的にセキュリティ感覚が乏しい。

私が関わった大学で、セキュリティがしっかりしていたのは、お茶の水女子大学。
キャンパス内に大学だけでなく、小・中学校もあるので、「池田小事件」以降、セキュリティが厳重になった。
外郭がしっかりしているし、校門も少ない。
校門の守衛さんに顔を覚えてもらうまでは、いちいち身分証明書を提示しなければならず面倒だったが、安全という観点からしたら仕方がない。

あと、先月ゲスト講義に行った東洋大学(白山)も厳しかった。
外部の人は基本的に入れない。

逆に緩いのは、明治大学(駿河台)や日本大学(水道橋)などのように、キャンパスの外郭がなく(したがって校門もなく)ビルの集合体の大学。
ビル1つ1つの出入りをチェックするのは実質的に無理。

早稲田大学もセキュリティの概念に乏しい。
一応外郭はあるが、校門ではノーチェック。
理工学部キャンパスなんて、地下鉄の駅に直結だから、誰でも入れてしまう。

慶應義塾大学(三田)も同様。
外郭と校門はあるが、チェックしてなかった。
日吉キャンパスは、校門がない。

そもそも、社会に開かれた大学という理念とセキュリティの両立は難しい。
どうバランスを取るべきか、難問である。

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Twitterでの発信停止 [日常]

11月30日(水)

昨日は、宮台先生の襲撃事件に驚き、ショックを受けたが、今日は、東京地裁の同性婚訴訟判決で、実質勝訴に近い「違反状態」判断が聞けて、良かった。、
これで、法制化に展望が開けるかもしれない。

ということで、私のTwitterでの発信は、これで終了いたします。
2013年以来ちょうど10年間、自分なりの発信を続けてきましたが、Twitterでやるべきことはやったという思いです。

最大6900人のフォロワーの皆さま、お世話になりました。
陰ながら、皆様のご多幸を祈っております。

またいつかどこかで。
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山本蘭さんの訃報 [訃報・追悼]

11月30日(水)

長年の論敵、そして友人の訃報。
病状から、遠くないかも・・・と思っていたが、その日(29日朝逝去、65歳)が来ると、やはりとても悲しい。

五反田のレストランでご馳走になった時、「次は私がご馳走しますね」と約束したのに果たせなかった。

結局、2018年の「第20回GID学会」(御茶ノ水)で、別れ際に握手したのが最後になってしまった。
立場も主張も違ったが、同じ時代に同じ問題に真剣に取り組んだ「戦友」だと思っている。

蘭さん、どうか安らかに(合掌)。
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司法が考えている「落としどころ」は「準婚姻」制度の制定 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月30日(水)

東京地裁判決で、「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは重大な脅威」と述べていることは、立法府に「法制度が存在しない」ことの解消、つまり「同性愛者がパートナーと家族になる法制度」の制定を促しているとみることができる。

しかし、それは異性間の婚姻と同等の「同性婚」ではない、という点が重要なポイント。

判決骨子で「(24条)第1項における「婚姻」は異性間の婚姻のみを指し、同性間の婚姻を含むものではないと認めるのが相当」としているので、「同性愛者がパートナーと家族になる法制度」として「同性婚」は想定されていない。

その点で、6月の大阪地裁判決に出てくる「婚姻に準じる(類似の)制度」と同じものを想定しているように思う。

どうやら、そこらへんに日本の司法が考えている「落としどころ」があるように思える。
つまりは、「婚姻」ではない「準婚姻」制度の制定である。

具体的には国レベルでの同性パートナーシップ法の制定だろう。
国の法律なら、自治体の条例と違い、民法や税法を改正して紐づければ、フランスの「パックス(PACS:民事連帯契約)」のような形で、財産の共有や相続などさまざまな「実」を取ることが可能になる。
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同性婚訴訟、東京地裁判決 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月30日(水)

同性婚訴訟、東京地裁判決。
原告の請求を棄却。

池原桃子裁判長は「憲法24条2項」に言及。
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憲法24条2項 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
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「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは、重大な脅威で、個人の尊厳に照らして合理的な理由があるとは言えない」とし、憲法24条に違反する状態(違憲状態)との判断。

「違憲状態」を引き出したのは、実質的な勝訴と言える。
さらに「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは重大な脅威」という文言は、立法府に「法制度が存在しない」ことの解消、「同性愛者がパートナーと家族になる法制度」の制定を促しているとみることができる。

それなら、はっきり「違憲」と判断すべきでは?と思うが、その点については、「国会が同性婚を認める立法措置を怠ったとは言えない」「どのような法制度を構築するかは立法裁量に委ねられているため、婚姻に関する民法等の諸規定が憲法に違反するものではない」とした。
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同性婚認める法制度ないのは「違憲状態」 東京地裁判決

同性婚を認めていない現行制度は憲法に反するとして、同性同士の婚姻届が受理されなかった男女9人が国に1人当たり100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は30日、憲法24条に違反する状態と判断した。池原桃子裁判長は「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは、個人の尊厳に照らして合理的な理由があるとは言えない」と述べた。一方で、国会が同性婚を認める立法措置を怠ったとは言えないとして、賠償請求は棄却した。

全国5地裁に起こされた同種訴訟で3件目の地裁判決。2021年3月の札幌地裁判決は「違憲」、今年6月の大阪地裁判決は「合憲」としており、司法判断が分かれている。

『毎日新聞』 2022/11/30 14:48(最終更新 11/30 15:05) 568文字
https://mainichi.jp/articles/20221130/k00/00m/040/143000c
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家族になる制度がないのは「違憲状態」 同性婚訴訟、結論は「合憲」

同性同士の結婚を認めていない民法や戸籍法の規定は憲法に違反するとして、全国の同性カップルらが国を訴えた一連の訴訟で30日、東京地裁の判決があった。池原桃子裁判長は、結論としては「合憲」としたが、同性カップルが家族になる法制度がない現状は「同性愛者への重大な脅威、侵害であり、憲法24条の2項に違反する状態にある」と言及した。賠償請求は棄却した。

同種訴訟は札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5地裁で計6件起こされ、判決は今回で3件目。先行した札幌地裁は「違憲」、大阪地裁は「合憲」と判断が分かれていた。

今回の東京訴訟の原告は、東京都などに住む30~60代の男女8人。

原告らは、婚姻を異性間に限っている民法や戸籍法の規定が、「法の下の平等」を定めた憲法14条や、「婚姻の自由」を保障した憲法24条に違反していると主張。国が立法措置を講じていないことに対する慰謝料の支払いを求めていた。

札幌は「違憲」、大阪は「合憲」
昨年3月の札幌地裁判決は、同性カップルは「婚姻で生じる法的効果の一部ですら享受できない」とし、憲法14条に照らして「合理的根拠を欠き、違憲」と判断した。

一方、今年6月の大阪地裁判決は、異性カップルとの不平等は、契約や遺言などを使うことで「相当程度、解消・緩和されつつある」と指摘。同性婚は「議論の過程にある」とも述べて、現行法は合憲との判断を示していた。(田中恭太)

『朝日新聞』2022年11月30日 14時35分
https://www.asahi.com/articles/ASQCZ35VMQCTUTIL02M.html

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11月29日(火) [お仕事(執筆)]

11月29日(火)

風雨激しく、荒天の一日。

ほぼ1か月ぶりに、書きかけの論文を書き進める。
まだあまり調子が出ない。
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婚姻数の減少が出生数の減少に先行 [現代の性(一般)]

11月29日(火)

婚姻数の減少が、出生数の減少に先行しているのは、妊娠準備・妊娠期間を考慮すれば当然。
婚姻数・出生数(コロン後).jpg
ということは、今後さらなる出生数の減少が予想される。

ただでさえ、恋愛・結婚難の時代に、「家にいいろ!外に出るな!」「濃厚接触禁止!」とやったのだから、当然の結果
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W杯2022(9日目)3回戦始まる [スポーツ]

11月29日(火)

W杯2022 9日目 3回戦始まる

A組 オランダとセネガルが勝ち抜け、エクアドルとカタールが敗退
オランダ(勝点7) 2ー0 カタール(勝点0) 
セネガル(勝点6) 2-1 エクアドル(勝点4) ー 

B組 イングランドとアメリカが勝ち抜け、イランとウェールズが敗退
アメリカ(勝点5) 1ー0 イラン(勝点3)  
イングランド(勝点7) 3ー0 ウェールズ(勝点0)
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