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「接ぎ木」がうまくいっていない [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月24日(月)

昨夜「サヴァト会」で、いろいろ話をしていて、現在の「LGBT」運動と、土着的・伝統的なコミュニティの深刻な断絶を改めて痛感した。

早い話、「プライドハウス東京・レガシー」(新宿一丁目)と、二丁目で手広くゲイ系のお店をやっている方とが、まったく接点がない。

これはレズビアン系も同様で、二丁目で複数のお店を経営し、かつレズビアンが抱える問題について、いろいろ活動している方と、「レガシー」のL部門担当者がつながっていない。

私のような古い人間からすれば、徒歩5分もかからない距離なのだから、新参の側が手土産もって挨拶(仁義を切る)に行けば、関係は円滑になるし、お互いにとって損はないどころか、良いことがあると思うのだが・・・。

そもそも、LGBT活動家の側には「挨拶に行く」という文化がないようだ。

拙著で、伝統的・土着的なコミュニティと、新来のLGBT概念の接続(接ぎ木)がうまくいかず、結果として、当事者の社会的困難が強まってしまった国としてインドネシアに言及したが、日本も他人事ではない気がする。

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酒飲み文化の変容 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

10月24日(月)

昨夜の「サヴァト会」で、新宿二丁目で複数のお店を経営している方から「(コロナが一段落しても)店にお客さんが戻ってこない」という話を聞いた。

「コロナ禍」の2年間の間に、人々の生活・行動様式が変わり、夜の街(盛り場)に飲みにいかなくなっている、ということは、一般的な話として聞いていたが、ゲイタウンもそうらしい。

出会い系アプリの普及で、若い人を中心に「出会いの場」としてのゲイタウンの酒場の機能が低下していることは承知していたが、お酒飲みの習性まで、わずか2年間で変化してしまうとは・・・。

ただ、その一方で、8月に友人と行った新宿の魚食系居酒屋や、先週「女子会」で行った横浜の新潟料理のお店は、ほぼ満席に近い賑わいで、「コロナ禍」前の状況を取り戻していたように思う、

どうも、ゲイタウンに限らず、お酒だけを飲む酒場にお客さんが戻っていないような気がする。

酒飲み文化の変容現象は、2000年代になって顕著になってきた。
たとえば「はしご酒」が稀になり(いずれ死語化)、「家(宅)飲み」という言葉が普及したように。
さらに次の段階(酒場の衰退→消滅)に進むのだろうか?


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松浦大悟先生にご伝言 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月24日(月)

昨夜の「サヴァト会」で松浦大悟先生の秘書のえぐりんさん(初対面)と、いろいろお話しできて有意義だった。
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「いろいろ心配してるのですよ」と伝言をお願いする。

で、来年あたり、松浦大悟先生、畑野とまとさん、米澤泉美さん、私というメンバーで、査・、もとい、糾・・、再びもとい、懇談会をやりたいですね、という話になった。
実現したらきっとお客さんがたくさん入って盛会になると思う。


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10月23日(日)出版記念講演会(「アマランスラウンジ」) [お仕事(講義・講演)]

10月23日(日)

代官山「アマランスラウンジ」で、三橋順子『歴史の中の多様な「性」』出版記念講演会。

14時05分~15時35分 なぜ「岩波」からなのか、第1部・総論の解説。
(15分休憩)
15時50分~16時55分、やや駆け足で、第2~第4部の各章の解説。

聴衆は16人、気楽に話せて、少し放言もして、楽しかった。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

【追記(28日)】
で、ようやく時間の余裕ができたので、写真を整理していて愕然。
トーク中の私の画像がほとんどない。
主催者も撮ってくれなかった(泣)。
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↑ これが唯一(木村アンリさん撮影・提供)

まあ、仕方ないよね、お婆さんを撮る気にならないのは。

俳優の篠井英介さんとのツーショットを撮らせていただいたから、それで満足。
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主催のEdoさんも、篠井さんのファンとのことで、とてもうれしそうだった。
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篠井さん、わざわざのお出かけ、ありがとうございました。

米澤泉美さん、私、えぐりんさんのスリーショット。
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泉美ちゃんとのツーショットに加工すると、トランスヘイターにとっての絶好の「暗殺ターゲット写真」になってしまう(笑)
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出版記念講演会(「アマランスラウンジ」)御礼 [お仕事(講義・講演)]

10月23日(日)

三橋順子『歴史の中の多様な「性」』出版記念講演会(代官山「アマランスラウンジ」)にご来場くださった皆様、ありがとうございました。

運んで行った6冊を完売した上に、いろいろお土産までいただき、恐縮しております。

香川県から遠路ご参加くださった木村アンリさん、また思いがけなくご来場くださ篠井英介さん、ありがとうございました。

いろいろ溜まっていたことを放言し、これですっきり次の仕事に取り掛かれます。

最後になりましたが、こうした場を設けてくださったEdoさん、ほんとうに感謝です。
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「この企画、止めた方がいいよ」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月22日(土)

この出版社、わかっていないと言うか、懲りていないと言うか・・・。
THOUSANDSOFBOOKS.JP

L・B・Tの歴史はそれぞれのコミュニティ(人々)のものであって、それをGが編纂するような形は、論理的にまずいし、必ず反発を招くことになる。
L・B・TはGの「植民地」じゃないのだよ。

たとえば、(第1次)レズビアン&ゲイパレード解体の原因になっ1996年の「『レズのくせに』発言事件」にしても、L側とG側の「語り」は大きく齟齬していて、なにが「事実」なのかすら、決めかねる。
そうしたデリケートな問題を、Gの編者だけで、書けるのか? 書いていいのか?

Tの運動史にしても、2003年の「GID特例法」をめぐる複雑な動きをトレースするだけの史料を編者が持っているとは思えない。
さらに法案を推進したGID当事者団体と反対したトランスジェンダリズム側とでは、当然のことながら歴史評価が異なる。

私が記述するなら、可能な限り中立的であるように努めるが、それでも本当に中立的に書けるか自信がない。
それだけ、まだ「生煮え」で、歴史評価をするのが難しいということ。
そういうこと、分かっているのか?

悪いことは言わない。
『LGBTヒストリーブック日本運動史編(仮)』みたいな大風呂敷は、もっと「LGBT」の運動が成熟してから、しっかりL・G・B・Tの協業体制を整えて、歴史記述するべきだ。
そうでないと、大怪我をすることになりかねない。

GがGの運動史を書くというのなら、それでいいと思う。
ただし、けっこう大変だと思う。

たとえば、日本のGの運動で同性婚の法制化がいつごろ主要なテーマになったのか?その経緯、諸外国からの影響、さらにはそれへの反発も含め、歴史として実証的に叙述するのは、けっこう骨が折れる仕事だと思う。

現実としてGのマンパワー(人数・人脈・資金)は圧倒的で、たいていのことはGだけでやれると思う。

しかし「LGBT」を名乗る以上、Gだけでやるのは、まずいということ。

そんな単純なことが、なぜわからないのだろう?少なくとも

「LGBT」という枠組みでは、実態はともかく、少なくとも建前は、L、G、B、Tは横並びで平等であるはず。
なのにどうしてGの編者2人で「LGBT」の運動史をまとめるという企画が出てくるのか?

そうした「G覇権主義」的な姿勢、少なくともTはご免被る。
Tは外してほしい。

まあ、Gの人はサウザンブックスや編者につながりや義理がある人が多いから、いろいろ忖度して、何も言わないのもわかる。

私だって編者や出版社の社長は知人だから、こんなこと言いたくはない。
ただ、誰かが言わないと、LGBTの連帯に亀裂が入る結果になりかねない。

だから、損を承知で「この企画、止めた方がいいよ」と言っている。



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左足三里、激痛 [日常(通院)]

10月22日(土)

16時、桜丘町の「中国気功整体院」へ。
今日の予約は16時15分からなので、しばらく待合に座って、自分で足のマッサージ。

16時15分、いつものようにY先生の施術。
全身疲労気味、やや肩凝り。
右足はまずまず。
左足の脛外側のツボ(足三里)が激痛、悶絶。

でも重かった足が、だいぶ軽くなった。

18時15分、辞去。
19時15分、帰宅。

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