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『週刊文春』のコラム「文春美術館・その他の世界」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月7日(金)

現在発売中の『週刊文春』(10月13日号)のコラム「文春美術館・その他の世界」で、木下直之先生(静岡県立美術館館長)が「男か女かの揺らぎ」と題して、渋谷区立松濤美術館の企画展「装いの力ー異性装の日本史」を取り上げてくださいました。

木下先生、展示品の中でも、昭和戦前期の栃木県・塩原温泉の女装芸者「おいらんの清ちゃん」の絵葉書に注目され、芸者姿と出征した兵士姿の写真を載せています。

所蔵・出品者としてうれしい限り。


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女性限定公募にトランス女性が採用 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月7日(金)

京都大学の数学系の助教の女性限定公募にトランス女性が採用された件。

公正な応募書類が提出され、公正な審査で決定したのなら、なにも問題はないと思う。

むしろ、トランス女性という理由だけで不採用にしていたら、明白な差別だ。

法的な女性を、トランス女性だからといって女性として扱わないのは、明白な違法行為。
また、女性として生活しているトランス女性は、女性として扱うのが社会実態に即しているわけではない、それを暴き立てて男性扱いするのは、明らかな差別行為。

そもそもの話、公募・採用に際して、戸籍の提出を求めたり、それを判断材料にすることは、現代の大学(企業も)ではまずあり得ない。
性別問題とは違う観点で重大な差別案件になってしまうから。



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Sex Reassignment Surgeryの適訳は [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月7日(金)

「性転換」や「性転換手術」という言い方、私は歴史的文脈の中でしか使わない。

しかし、「性別適合手術」が、Sex Reassignment Surgeryの訳語として適切かというとかなり疑問で、私は誤訳に近い意訳だと思っている。

Reassignmentに「適合させる」という意味はない。

私は、学術用語は直訳主義。

だから、Sex Reassignment Surgery は「性別再指定手術」が適訳だと考える。
出生時に指定された性別(Gender assigned at birth)を再指定(Reassignment)するための手術という意味。
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「日本一の性転換屋」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月7日(金)

「日本一の性転換屋」を名乗っている社長がいる。

「性転換」や「性転換手術」という言い方は、もうまったく過去のもので、私も歴史的文脈の中でしか使わない。

この種の(10年以上)リニューアルされない、よく言えば頑固な、悪く言えば柔軟性に乏しい感性が、Trans-manの「男らしさ」と、どう関係するのか?とても興味深い。




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