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社会福祉としてのLGBTの高齢化・貧困化への対応 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月27日(木)

昨日、社会福祉関係の人といろいろお話しして、LGBTの高齢化・貧困化への対応が、今後の大きな課題だということを、あらためて認識した。

生活のバックアップ・システムをもっと利用しやすくしないといけない。
どうも、そこらへんの情報が当事者に届いていない。

若くて生活の心配が少ない「活動家」の意識は、高齢化や貧困化になかなか向かない、という事情がある。

それと、日本のLGBT運動の大きな問題として、「専門家」とのリンク(協業)が下手(だから進まない)という状況がある。

この5年ほどで、ユースやキッズへのケアはずいぶん良くなった。
そうした事業を推進するNPOには資金も人材も集まる。

しかし、高齢&貧困LGBTの支援を掲げるNPOはそもそも少ないし資金も集まらない。
もう少しバランスが取れないものかと思う。

【追記】
考えがまとまってなく、何が言いたいか伝わっていないようなので・・・。

生活が困窮した際にバックアップ・システム(生活保護)につなげる、あるいは、高齢になり身体が不調の際に介護システムにつなげることは、LGBT特有の問題ではない。

ただし、LGBTであるがために、つながりにくいことがあるのなら、それは支援が必要だし、解消すべき問題ということ。

そこらへんへの意識や対処が、今までの「LGBT運動」では、やや希薄だったのではないか(←かなり控えめに言っている)と、昨日、いろいろしゃべったり聞いたりして思った、ということ。



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10月26日(水)4時間、しゃべっていた [お仕事(講義・講演)]

10月26日(水)

14~15時半、渋谷マークシティ5階の「エスタシオンカフェ」で、NHK「ハートネットTV」の担当者に1時間半ほどレクチャー。
来年1月に2回「LGBTの福祉」というテーマで特集を組むとのこと。

久しぶりに、道玄坂裏の「かつや」で遅い昼食。
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東京メトロ半蔵門線で神田神保町に移動。
すずらん通りの「東京堂書店」へ。
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人文書新刊のコーナーに、拙著1冊だけ残っていた。
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こちらは、今、売れ筋の高井ゆと里さん翻訳の『トランスジェンダー問題』(明石出版)。
平置きで、表紙の赤が目立つ。
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靖国通りの「ドトール」で時間調整して、都営地下鉄三田線で白山駅へ。
駅構内、道々に東洋大学の警備員が立っている。

17時40分、東洋大学の正門に到着。
すごくセキュリティが厳しく入構できない。
呼んでくださった先生に迎えに来てもらい、やっと学内へ。
ほとんどチェックがない、明治大学や慶應義塾大学とは大違い。

東洋大学、たぶん35年ぶり。昔とはまったく違う超近代的な建物になっていて、驚く。
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18時15分~19時45分、東洋大学社会学部(Ⅱ部)「社会学特講(社会福祉)B」(加藤慶講師)のゲスト講義。
テーマは「トランスジェンダーが抱える諸問題」。
なんとか5分残しで話し終え、質疑応答1つ。

20時~21時、講師控室で加藤慶先生と「LGBTと福祉学」について、いろいろお話。
LGBTの実生活のサポートには、社会福祉学とのリンクが必要。

結局、4時間くらいしゃべっていた。

22時過ぎ、帰宅。
さすがに疲労。
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「超過死亡」の異常値 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

10月26日(水)

8月の「超過死亡」があり得ないくらい。とんでもないレベルになっている。
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2021年比月間+2万人近い(2万人近く余計に死んでいる)、あきらかな異常値。

原因を究明する必要があるのは明白なのに、マスメディアは報じない。


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10月25日(火)休養 [日常]

10月25日(火)

今日は、昨日の続きでメール・電話のやり取りはあったものの、頻度はそれほどでもなく、まずまず休養できた。

昼寝・夕寝で睡眠不足も解消し、心身もだいぶ楽になった。
咳の発作もかなり間遠になった。

明日は、午後、NHK「ハートネットTV」との面談の後、夜、東洋大学社会学部(2部)のゲスト講義のダブルだが、この体調なら乗り切れるだろう。

そうすれば、10日ほど、外仕事がない「秋休み」で、論文執筆に専念できる。
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もう一仕事 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月25日(火)

松濤美術館の「装いの力ー異性装の日本史」展関係の仕事、10月9日(日)のDQトークライブの司会で全部終わったはずだったのが、いろいろな成り行きで、もう一仕事になってしまった。
まあ、仕方がない、最後までお付き合いしよう。


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NHK教育テレビにおける概念転換 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月24日(月)

NHK教育の「ハートネットTV」の担当者が「お話をうかがいたい」と言ってきた。

この番組の前枠「ハートをつなごう」(2006~2012年)は「性同一性障害」の企画は何度も放送したが、トランスジェンダーなんて、まったく相手にしてくれなかった(恨)。

まあ、番組名もディレクターも代わっているので、大人の対応をして、面談することに。

時代が変わるって、こういうことなのだよね。

それまで「性同一性障害」概念一本鎗だった、NHK教育テレビのこの枠が、「LGBT」のTとしてのトランスジェンダーを取り上げるようになったのは、だいたい2016~17年頃だと思う。

しかも、東京制作の本枠ではなく、大阪局制作の「バリバラ」だった。

つまり、NHK教育テレビに限れば、2,017年頃に、「性同一性障害」概念からトランスジェンダー概念への転換がなされたように思う。

WHOで「性同一性障害」概念の消滅が決定される2年前くらいで、まあ「先見の明」があったと言えなくもない。

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次の次の次か、そのまた次か [お仕事(執筆)]

10月24日(月)

次の次の次か、そのまた次くらいの本の打ち合わせの待ち合わせに、「帝国ホテル」のロビーを指定された。

「帝国ホテル」ってどこだっけ?(呆)

ずっと昔(20年くらい前)に1度行った。
あっ、思い出した、日比谷だった。

でも、次の次の次か、そのまた次くらいの本なんて、まず出ないよね。
その前に寿命が尽きていると思う。

「帝国ホテル」のロビーで待ち合せて、近所の「ドトール」か「タリーズ」で打ち合わせするパターンのような気がする。
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10月24日(月)休養のはずが・・・ [日常]

10月24日(月)

今日は、一日休養のつもりだったが、メールのやり取り(発信10通)が多く、あまり休めなかった。
夕方1時間ほど横になっただけ。

ちょっと身体が辛い。
早寝しよう。


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「接ぎ木」がうまくいっていない [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月24日(月)

昨夜「サヴァト会」で、いろいろ話をしていて、現在の「LGBT」運動と、土着的・伝統的なコミュニティの深刻な断絶を改めて痛感した。

早い話、「プライドハウス東京・レガシー」(新宿一丁目)と、二丁目で手広くゲイ系のお店をやっている方とが、まったく接点がない。

これはレズビアン系も同様で、二丁目で複数のお店を経営し、かつレズビアンが抱える問題について、いろいろ活動している方と、「レガシー」のL部門担当者がつながっていない。

私のような古い人間からすれば、徒歩5分もかからない距離なのだから、新参の側が手土産もって挨拶(仁義を切る)に行けば、関係は円滑になるし、お互いにとって損はないどころか、良いことがあると思うのだが・・・。

そもそも、LGBT活動家の側には「挨拶に行く」という文化がないようだ。

拙著で、伝統的・土着的なコミュニティと、新来のLGBT概念の接続(接ぎ木)がうまくいかず、結果として、当事者の社会的困難が強まってしまった国としてインドネシアに言及したが、日本も他人事ではない気がする。

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酒飲み文化の変容 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

10月24日(月)

昨夜の「サヴァト会」で、新宿二丁目で複数のお店を経営している方から「(コロナが一段落しても)店にお客さんが戻ってこない」という話を聞いた。

「コロナ禍」の2年間の間に、人々の生活・行動様式が変わり、夜の街(盛り場)に飲みにいかなくなっている、ということは、一般的な話として聞いていたが、ゲイタウンもそうらしい。

出会い系アプリの普及で、若い人を中心に「出会いの場」としてのゲイタウンの酒場の機能が低下していることは承知していたが、お酒飲みの習性まで、わずか2年間で変化してしまうとは・・・。

ただ、その一方で、8月に友人と行った新宿の魚食系居酒屋や、先週「女子会」で行った横浜の新潟料理のお店は、ほぼ満席に近い賑わいで、「コロナ禍」前の状況を取り戻していたように思う、

どうも、ゲイタウンに限らず、お酒だけを飲む酒場にお客さんが戻っていないような気がする。

酒飲み文化の変容現象は、2000年代になって顕著になってきた。
たとえば「はしご酒」が稀になり(いずれ死語化)、「家(宅)飲み」という言葉が普及したように。
さらに次の段階(酒場の衰退→消滅)に進むのだろうか?


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