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岩波書店の広報誌『図書』2022年7月号に [お仕事(執筆・成果)]

6月24日(金)

岩波書店の広報誌『図書』2022年7月号に、エッセー「いろいろつながる話—日本とアジアのセクシュアリティ」が掲載されました。
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掲載号が二転三転しましたが、若い頃、いろいろ勉強させてもらった雑誌に、この歳になって載せてもらえて、とてもうれしいです。

内容は、7月1日頃から、web岩波「たねをまく」に転載されて読めるようになるとのことで、またお知らせします。

また、7月14日刊行予定の拙著『歴史の中の多様な「性」—日本とアジア 変幻するセクシュアリティ」(四六判392頁、税込3410円)の広告も同誌に掲載されました。
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「かつて、「性」はかくも豊かだった」というコピーは、担当編集者さんが考えてくれました。
気に入っています。
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「終活」の経過と、これから [お仕事(執筆)]

6月24日(金)

2020年10月頃に始めた「終活」のうち、①②が終わり、③も進んでいる。
① 2010年代以降に書いた論考を一書にまとめる。 →岩波書店から
② 1950年代の性風俗雑誌のコレクションを資料として後世に伝える。 →丸善雄松堂から
③ 1990年代~2000年代前半に収録したビデオの保全・資料化。 →関西大学

これから、死ぬまでにやらなければならないこと。
④ 亡父から聞き取った戦後史を一書にまとめる。 →『父に聞いた戦後』
⑤ 日本における「性転換」「性同一性障害」の社会史を一書にまとめる。 →『性別移行の社会史』
⓺ 戦後日本の「女装」の社会文化史を一書にまとめる。 → 『戦後日本「女装」の社会文化史』

ということで、あと3冊、頑張ろう。

⑤⓺は既述の論考を配列・リライトし、穴になっている章を埋めれば、なんとかなる。
問題は出してくれる出版社があるかどうか?
④は素材だけある書き下ろし。今秋、執筆開始予定。取材旅行(広島県の呉、信州の飯田)にも行かないと。
分量的には新書サイズか。

1つ忘れていた(笑)
④の前に、某出版社から『(なんちゃって)ジェンダー&セクシュアリティ論入門』を出すのだった。
これは、既述の講義録をベースで、リライトしてもらえるから、それほど負担ではない。


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「社会文化史データベース ―性風俗稀少雑誌コレクション」 がリリース [性社会史研究(性風俗雑誌)]

6月23日(木)

丸善雄松堂から「社会文化史データベース ―性風俗稀少雑誌コレクション」 がリリースされました。
https://j-dac.jp/shakaibunka/
1950~60年代の性風俗雑誌29 誌 458 冊、約 8 万頁、4 万コマ、記事数 1 万点超のデータベースです。
リンク先から、解説・解題が読めます。
また、記事タイトルの検索もできます(いずれも無料)。
本文の閲覧(アクセス権)は有料になります。

私としては、苦労して集め、大切にしてきた雑誌が、こうした形でデーターベースになり、社会文化史の資料として広く国内外の研究者に利用していただくとともに、次の世代に伝え残すことができましたこと、たいへんうれしく、感慨深く思います。

浜松町の丸善雄松堂に、打ち合わせのために最初に赴いたのが2020年12月15日、それから1年7カ月でリリースになったのは、担当編集者のMさんの誠実かつ有能な仕事ぶりの成果で、心から御礼申し上げます。

また、ご仲介をいただきました藤野裕子さん(早稲田大学准教授)、推薦文をいただきました井上章一さん(国際日本文化研究センター所長)、加藤政洋さん(立命館大学教授)、ありがとうございました。

お蔭で冥途に旅立つ前に、1つ肩の荷を減らすことができました。
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