『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
4月27日(水)拙著の目次、ほど固まる [お仕事(執筆)]
4月27日(水)
拙著『歴史の中の多様な「性」――日本とアジア・変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、7月刊行予定)の目次がほぼ固まった。
4部構成、14章、392頁。
------------------------------
目 次
はじめに
Ⅰ 「性」の多様性の再検討
1 近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う
2 性別越境文化の論理
3 同性間性愛文化の普遍性
Ⅱ 日本の性愛文化史――中世から現代へ
4 藤原頼長のセクシュアリティ――『台記』にみる男色関係
5 薩摩藩における男色の系譜――「兵児二才」(へこにせ)制と学校文化
6 説話の中の性別越境――江戸相撲、強豪力士は女だった?
7 「文明開化」は抑圧の始まり――異性装禁止とその拡大
8 近代社会と男装者――女性という社会的制約の中で
9 女装世界の20世紀――トランスジェンダー・カルチャーの構造
10 レズビアンの隠蔽――概念の欠落とロールモデルの不在
Ⅲ アジアの性別越境文化――インド・中国・朝鮮半島
11 インド――「ヒジュラ」に学ぶサード・ジェンダー
12 中国――女装の美少年・「相公」(シャンコン)
13 朝鮮半島――芸能集団「男寺党」(ナムサダン)の稚児とその起源
Ⅳ 歴史の中の多様な「性」
14 「伝統的」な「性」の在り様とは何か?
文献一覧/あとがき/初出一覧
拙著『歴史の中の多様な「性」――日本とアジア・変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、7月刊行予定)の目次がほぼ固まった。
4部構成、14章、392頁。
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目 次
はじめに
Ⅰ 「性」の多様性の再検討
1 近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う
2 性別越境文化の論理
3 同性間性愛文化の普遍性
Ⅱ 日本の性愛文化史――中世から現代へ
4 藤原頼長のセクシュアリティ――『台記』にみる男色関係
5 薩摩藩における男色の系譜――「兵児二才」(へこにせ)制と学校文化
6 説話の中の性別越境――江戸相撲、強豪力士は女だった?
7 「文明開化」は抑圧の始まり――異性装禁止とその拡大
8 近代社会と男装者――女性という社会的制約の中で
9 女装世界の20世紀――トランスジェンダー・カルチャーの構造
10 レズビアンの隠蔽――概念の欠落とロールモデルの不在
Ⅲ アジアの性別越境文化――インド・中国・朝鮮半島
11 インド――「ヒジュラ」に学ぶサード・ジェンダー
12 中国――女装の美少年・「相公」(シャンコン)
13 朝鮮半島――芸能集団「男寺党」(ナムサダン)の稚児とその起源
Ⅳ 歴史の中の多様な「性」
14 「伝統的」な「性」の在り様とは何か?
文献一覧/あとがき/初出一覧
TRPの公式声明 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
4月27日(水)
TRPから公式声明が出た .
https://tokyorainbowpride.org/news/20220427/1250/?fbclid=IwAR2AMPT4x9OruIPKlkaSo-8_0Z5GgPemM5UAjJOiZOLW31T5_B81QdmJmns
「警察への通報」の状況説明、出典基準の説明、「HUFFPOST」の記事への事実誤認指摘(訂正依頼)など。
やはり複雑な背景があるようだ。
TRPから公式声明が出た .
https://tokyorainbowpride.org/news/20220427/1250/?fbclid=IwAR2AMPT4x9OruIPKlkaSo-8_0Z5GgPemM5UAjJOiZOLW31T5_B81QdmJmns
「警察への通報」の状況説明、出典基準の説明、「HUFFPOST」の記事への事実誤認指摘(訂正依頼)など。
やはり複雑な背景があるようだ。
LGBT系のパレードのセキュリティ問題 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
4月27日(水)
LGBT系のパレードのセキュリティ問題、日本ではあまり論じられることはなかった。
私は昨年11月の「トランスマーチ」の時、トランスヘイターに、無防備な隊列の後方から車で突っ込まれたら防ぎようがない、と思ったが、あまり真剣に考えてはもらえなかった。
TRPパレードの場合、前方と車道側の側方は警察が警備している。
後方(最後尾)の状況はよく知らないが、テロに狙われるとしたら、やはり歩道側の側方からだろう。
それより危険性が高いのは、大勢の人が集まるフェスタの会場だろう。
あの混雑状況で、ヘイターに暴れられたら、たいへんなことになる。
とはいえ「お祭」の場で、あからさまに警備を強化するのも興ざめだ。
どうしたらいいのだろう?
身体を鍛えている屈強なゲイやTrans-man、あるいは武芸に秀でたレズビアンやTrans-womanを雇って、一般参加者のふりをしながら、隠密に巡回警備してもらうとか。
LGBT系のパレードのセキュリティ問題、日本ではあまり論じられることはなかった。
私は昨年11月の「トランスマーチ」の時、トランスヘイターに、無防備な隊列の後方から車で突っ込まれたら防ぎようがない、と思ったが、あまり真剣に考えてはもらえなかった。
TRPパレードの場合、前方と車道側の側方は警察が警備している。
後方(最後尾)の状況はよく知らないが、テロに狙われるとしたら、やはり歩道側の側方からだろう。
それより危険性が高いのは、大勢の人が集まるフェスタの会場だろう。
あの混雑状況で、ヘイターに暴れられたら、たいへんなことになる。
とはいえ「お祭」の場で、あからさまに警備を強化するのも興ざめだ。
どうしたらいいのだろう?
身体を鍛えている屈強なゲイやTrans-man、あるいは武芸に秀でたレズビアンやTrans-womanを雇って、一般参加者のふりをしながら、隠密に巡回警備してもらうとか。
TRPで聞いた話 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
4月27日(水)
TRPで聞いた話。
「ハッピー」派は40代、30代中心(まさい共同代表の世代)で、人数的にも厚い。
でも、20代は気楽に「ハッピー」なんて言えない時代を育ってきたから、けっこう真面目に「人権」的な考えをしている。
かなり世代差がある。
ほぼ同意。
私の講義の受講生を見ていても、学生さんは真面目に考えていると思う。
ただ、やはり人数的には「人権重視」派より、「楽しくやろう、ハッピー!」派の方がずっと多い。
規模拡大(人数を集める)重視の運営サイドとしては、「ハッピー」に傾斜していくことになる。
そうなると、「人権」派の中に「もう行かない」という人が増えてくる。
その結果、ますます「ハッピー」派が濃縮されることになる。
という構造。
TRPで聞いた話。
「ハッピー」派は40代、30代中心(まさい共同代表の世代)で、人数的にも厚い。
でも、20代は気楽に「ハッピー」なんて言えない時代を育ってきたから、けっこう真面目に「人権」的な考えをしている。
かなり世代差がある。
ほぼ同意。
私の講義の受講生を見ていても、学生さんは真面目に考えていると思う。
ただ、やはり人数的には「人権重視」派より、「楽しくやろう、ハッピー!」派の方がずっと多い。
規模拡大(人数を集める)重視の運営サイドとしては、「ハッピー」に傾斜していくことになる。
そうなると、「人権」派の中に「もう行かない」という人が増えてくる。
その結果、ますます「ハッピー」派が濃縮されることになる。
という構造。