1990年代の脱毛状況 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]
3月25日(金)
1993~94年頃のニューハーフ番組で、髭を剃るシーンがいくつかあった。
男性性を強調する演出だが、実際に1990年代中頃までは、まだ1本1本抜く電気針脱毛の時代で、プロのニューハーフさんでも、髭の処理は大変だった。
髭が濃い人だと、明け方近くになると、口の周囲がなんとなく黒っぽくなってくる、という笑えない話もあった。
それが、1998~99年頃、東京・新宿南口にレーザー脱毛専門のクリニックが開業して、ニューハーフさんたちが通院するようになり、髭脱毛の状況が一変する。
ちなみに、当時は現在と違って、医療用という建前で、医師がいる医療機関でないと許可されなかった 。
(実際には助手さんが施術していた)
私は某ニューハーフ・パブのママの紹介で、2000年に行ったが(かなり早い方)、たしか1回9800円で、顔7回、腋の下、手の甲、足指で3回、計10回、通ったと思う。
世紀末から00年代初頭の一時期は、プロ(ニューハーフ)はレーザー脱毛、アマチュア(性同一性障害の人も含む)は電気針脱毛という具合に分かれていた。
こんなことも、知っている人間が記録しておかないと、その内、誰も知らないことになってしまう。
ということで、もう1つ。
性同一性障害の治療という形が一般化する以前の1990年代の状況として、女性ホルモン投与も、レーザー脱毛も、そして性別適合手術すらも、先生(医師)がニューハーフ好きで、客としてお店に通って遊んでいるうちに、需要があることに気づき、始めるパターンが多かった。
ニューハーフさんも客が内科系の医者だとわかると、「先生、今度、お注射お願いしますぅ」という感じで、色仕掛けで迫る。
で、「じゃあ、火曜日が午後休診だから、来なさい」ということになると、同僚が「私も、私も」と続いて、たちまち「女性ホルモン打ってくれる病院」ということになる。
私も、ある時、学会帰りのお医者さんが来店したので、その手で迫ろうと思ったが、残念ながら眼科医だった。
1993~94年頃のニューハーフ番組で、髭を剃るシーンがいくつかあった。
男性性を強調する演出だが、実際に1990年代中頃までは、まだ1本1本抜く電気針脱毛の時代で、プロのニューハーフさんでも、髭の処理は大変だった。
髭が濃い人だと、明け方近くになると、口の周囲がなんとなく黒っぽくなってくる、という笑えない話もあった。
それが、1998~99年頃、東京・新宿南口にレーザー脱毛専門のクリニックが開業して、ニューハーフさんたちが通院するようになり、髭脱毛の状況が一変する。
ちなみに、当時は現在と違って、医療用という建前で、医師がいる医療機関でないと許可されなかった 。
(実際には助手さんが施術していた)
私は某ニューハーフ・パブのママの紹介で、2000年に行ったが(かなり早い方)、たしか1回9800円で、顔7回、腋の下、手の甲、足指で3回、計10回、通ったと思う。
世紀末から00年代初頭の一時期は、プロ(ニューハーフ)はレーザー脱毛、アマチュア(性同一性障害の人も含む)は電気針脱毛という具合に分かれていた。
こんなことも、知っている人間が記録しておかないと、その内、誰も知らないことになってしまう。
ということで、もう1つ。
性同一性障害の治療という形が一般化する以前の1990年代の状況として、女性ホルモン投与も、レーザー脱毛も、そして性別適合手術すらも、先生(医師)がニューハーフ好きで、客としてお店に通って遊んでいるうちに、需要があることに気づき、始めるパターンが多かった。
ニューハーフさんも客が内科系の医者だとわかると、「先生、今度、お注射お願いしますぅ」という感じで、色仕掛けで迫る。
で、「じゃあ、火曜日が午後休診だから、来なさい」ということになると、同僚が「私も、私も」と続いて、たちまち「女性ホルモン打ってくれる病院」ということになる。
私も、ある時、学会帰りのお医者さんが来店したので、その手で迫ろうと思ったが、残念ながら眼科医だった。
録画ビデオ(追加分)のチェック終了 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]
3月24日(木)
録画ビデオ15本のチェック、ようやく終了。
いろいろ「発見」があったり、懐かしかったり。
これで、昨秋、整理した46本と合わせて61本、1993~2007年頃のニューハーフ、女装、性同一性障害関係の番組は、かなりの収録率で映像資料として保存(アーカイブ化)できそう。
2020年12月から始めた私の「終活(第1次)」、だいぶ目処が立ってきた。
① 収集した1950~60年代の性風俗雑誌(430余冊)の全文データベース化。
② 2010年代に執筆した論考を3冊目の単著にまとめる。
③ 1990~2000年代に録画したビデオ(映像資料)の保存(アーカイブ化)。
録画ビデオ15本のチェック、ようやく終了。
いろいろ「発見」があったり、懐かしかったり。
これで、昨秋、整理した46本と合わせて61本、1993~2007年頃のニューハーフ、女装、性同一性障害関係の番組は、かなりの収録率で映像資料として保存(アーカイブ化)できそう。
2020年12月から始めた私の「終活(第1次)」、だいぶ目処が立ってきた。
① 収集した1950~60年代の性風俗雑誌(430余冊)の全文データベース化。
② 2010年代に執筆した論考を3冊目の単著にまとめる。
③ 1990~2000年代に録画したビデオ(映像資料)の保存(アーカイブ化)。