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甲南大学社会学部の人権啓発動画の報道 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月1日(火)

昨日の甲南大学社会学部の人権啓発動画について、NHKと神戸新聞の報道
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甲南大の学生がトランスジェンダーへの偏見なくそうと動画制作
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心と体の性が一致しないトランスジェンダーへの偏見やSNSでの悪質な投稿による人権侵害を防ごうと、県内の大学生が動画を制作しました。

トランスジェンダーに対する偏見をなくそうと、動画を制作したのは甲南大学の学生の有志5人です。
28日は、大学内の会場とオンラインで動画の披露試写会が開かれ、あわせておよそ70人が参加しました。
およそ15分の動画では、大学の女性用トイレを使用したトランスジェンダーの学生が「身体が男なのに女子トイレに入るな」などと投稿をされ、思い悩む様子が描かれています。
その上で、SNSでの誹謗中傷や差別的な書き込みは重大な人権侵害で、投稿前に傷つく人がいないかやどんな影響をもたらすかをよく考えるよう呼びかけています。
脚本などを担当した甲南大学4年の田中優奈さんは「トランスジェンダーの当事者とそうでない方がお互いを理解し合い、本人が望む性別で生きることができる世の中の促進につながればと思います」と話していました。

トランスジェンダーをめぐっては、去年5月、戸籍上の性別は男性で性自認は女性の客が大阪市内の商業施設で女性用トイレに入ったとして、トラブルになっています。
「NHKニュース」(兵庫)2022年02月28日 18時15分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20220228/2020017271.html?fbclid=IwAR0szqlYg6NOu4gUOdtNfYkp3TvMb6RucdbOMAgzuK8dYnUc0NJmSrPJet0
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トランスジェンダーへの差別、大学生がミニドラマに 甲南大生「SNSでの攻撃、残酷さ描いた」
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出生時の性別と自認する性別が異なるトランスジェンダーの人に対するインターネット上での差別を解消しようと、甲南大学(神戸市東灘区岡本8)社会学科の学生有志が人権啓発動画を作った。学生は「見た人が身近な人権問題に気づくきっかけを提供できれば」と期待を込める。(綱嶋葉名)

 人権侵害の解消に取り組む大阪府府民文化部人権擁護課が甲南大に動画作りを提案。ジェンダー問題に関心を持つ学生5人が社会学科講師、関めぐみさんの指導を受けながら、台本作成や出演、撮影、編集などを全て行い、仕上げた。

 タイトルは「寄り添う言葉・引き裂く言葉~SNSで排除されるトランス女性」。トランスジェンダーの中でも女性として生活を送る人に焦点を当てた。

 会員制交流サイト(SNS)をよく使う中高生や大学生を視聴者として想定。性的マイノリティーの当事者は身近にいることや、差別的な書き込みの怖さを伝えることにこだわった。

『神戸新聞NEXT』2022/3/1 05:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202203/0015099253.shtml
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