SSブログ

来年NHK大河「鎌倉殿の13人」時代考証・呉座勇一氏が降板 [現代の性(一般)]

3月23日(火)

呉座氏、2020年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を辞任。

ハラスメント事件が、こういう形で表沙汰になった以上、いろいろ波及するのは免れないだろうな。

呉座氏の職場の国際日本文化研究センターは、研究機関であると同時に大学院の機能をもつ教育機関であるわけで、今回の件をまったく不問に付すわけにはいかないだろう。

---------------------------------------------
来年NHK大河「鎌倉殿の13人」時代考証・呉座勇一氏が降板 ツイッターに不適切投稿 自ら降板申し出

来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担当する1人、歴史学者・呉座(ござ)勇一氏が自身のツイッターに一部、不適切な内容の投稿をしたとして、呉座氏の降板が23日、番組公式ツイッターで発表された。責任を取るべく、自ら降板を申し出た。呉座氏の女性文学者に対する発言が誹謗中傷、「ミソジニー」(女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視)などとSNS上で批判の声が上がり、騒動になっていた。

番組公式ツイッターは「『鎌倉殿の13人』の時代考証を依頼していた歴史学者の呉座勇一氏より、自身のツイッター投稿の一部内容が不適切であった責任を取り、降板したいとの申し出がありました。番組制作サイドもその事実を確認し、降板していただくことにしました」と伝えた。

「鎌倉殿の13人」はヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本、俳優の小栗旬(38)が主演を務める大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

今作の時代考証は中世史研究の第一線で活躍中の坂井孝一氏、呉座氏、木下竜馬氏の3人が担当すると昨年11月に発表。歴史ファンからは「信頼の布陣」「時代考証の本気度で断然見る気MAX」「ベテラン坂井先生と若手の呉座先生、木下先生の3人体制か。三谷先生からの問い合わせ攻勢を、この3人で凌ぐわけだなw」などの期待の声が上がっていた。

呉座氏は国際日本文化研究センター助教。1980年、東京都出身。博士(文学)。専門は日本中世史。国際日本文化研究センター助教。「戦争の日本中世史」(14年)で角川財団学芸賞を受賞。他の著書に「一揆の原理」(12年)「応仁の乱―戦国時代を生んだ大乱」(16年)「陰謀の日本中世史」(18年)「日本中世への招待」(20年)などがある。

時代考証を務めるにあたって「後世の私たちから見ると武家政権の誕生は必然のように感じられますが、同時代人は想像もしていなかったはずです。北条義時はもとより、源頼朝も後白河法皇も、そして後鳥羽上皇も明確なビジョンを持っていませんでした。様々な思惑が交錯した結果、鎌倉幕府は成立し、承久の乱が起こります。『新選組!』『真田丸』がそうだったように、三谷幸喜さんの作品の魅力は群像劇にあると思います。1人の英雄ではなく、みんなが新しい時代を作った。『鎌倉殿の13人』がそんなドラマになるよう、お手伝いできれば幸いです」とコメントしていた。

『スポーツ ニッポン』 2021年3月23日 13:02
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/03/23/kiji/20210323s00041000210000c.html?fbclid=IwAR2RqB8Ng0pA3iRkMuz71VYt4Wgzd4kUqWfF_fZxVfW1FzE-6JQMtrXCmEQ

nice!(0)  コメント(0) 

「呉座鍵アカ崩れ」のその後 [現代の性(一般)]

3月23日(火)

呉座勇一氏(国際日本文化研究センター助教)の川上未映子さん(作家)へのツィートにドン引き。

「自分は若い頃さんざんミニスカートを売り物にして、おばさんになったらこれだもんな…」

ジェンダー概念に無理解なミソジニー男性の典型。
呉座氏の数多い女性嫌悪ツィートの中で、これがいちばん引いた。

川上さんは呉座氏の論敵でもないわけで、呉座氏、社会で活躍する女性が嫌いなのだと思う。
どうして、そんなに歪んでしまったのか?

それに対する川上さんの冷静な(でも、怒りがこもった)コメント、さすがだと思う。https://twitter.com/mieko_kawakami/status/1373574981171343360
「読者の方が送って下さり、いま初めて読みました。十年一日の幼稚な内容自体に驚きはないのですが、著名な作品もあるらしい学者にして教育者が、実名でこのような性差別発言が堂々とできること、またそれが容認されるだろうという認識を含め、何らかのメリットが得られると思っているのが異常ですね。」

------------------------------------------
呉座勇一氏の女性に対するハラスメント問題、昨夜あたりから急に擁護論が高まっている感じ。

差別言動をした人と、された被害者とは、「どっちもどっち」ではない。

擁護派の多くは呉座氏の同世代(40代)以上の男性たちと思われる。
呉座氏と同様に、ポリティカル・コレクトネス(性別・人種・民族・宗教などに基づく差別・偏見を防ぐ目的で、政治的・社会的に公正・中立とされる言葉や表現を使用すること)を批判し、ミソジニー(女性嫌悪)的な社会認識を温存したい連中の姿があぶり出されてきた。

やはり、呉座氏の個人的な資質だけの問題ではなく、社会構造の問題という感を強くする。
------------------------------------------
呉座氏は「主婦に収まって趣味的にちょこちょこ研究を続ける女性研究者」や「学界でも結婚で第一線を退いた主婦が知的好奇心から研究バイトというケースが目立つ」と批判的に(というより嫌悪的に)ツイートしている。

女性研究者たちが、そうせざるを得ない社会構造が見えないのだとしたら、逆に呉座氏の研究者としての資質を疑わざるを得ない。
少なくとも社会史の研究者としては駄目だろう。
------------------------------------------
「呉座鍵アカ崩れ」に関心を持つ理由。
① 女性嫌悪&ポリコレ批判の文脈は、トランスジェンダーである私にとって「明日は我が身」の問題だから。
② 遠い昔、日本史学界に身を置いた者として、その旧態依然な感覚に呆れているから。
③ 呉座氏の勤務先の所長が、私が長年お世話になり敬愛する井上井章一先生だから。


nice!(0)  コメント(0) 

銘仙コレクションの寄贈先 [着物]

3月22日(月)

私が着用してきた伊勢崎銘仙3点、復刻足利銘仙8点、資料として集めた銘仙コレクション約30点は、いずれ「ちちぶ銘仙館」に寄贈しようと思う。

「終活」の一環。

今日の話で、20年前の復刻足利銘仙すら、貴重品と言うことがわかった。

【復刻・足利銘仙(京都¥きものACT)】
(左)松葉   (右)雪椿
銘仙41-5(復刻足利・松葉・061103)  (2).jpg 銘仙(復刻足利・雪椿)5.jpg

(左)折れ線   (右)片矢羽根
銘仙(復刻足利・折れ線)1 - コピー.jpg 090321-12 (2).JPG

(左)坂道に鈴蘭   (右)萩
070520-3 - コピー.jpg 銘仙(復刻足利・萩)2 - コピー.jpg

(上)赤菊   (下)菊
101106-1 (2).jpg 101107-1 (3).jpg

【伊勢崎銘仙(デッドストックの反物を購入)】
牡丹
070519(2).jpg

(左)平行四辺形  (右)卍崩し
020414-6.jpg 030411-1.jpg

nice!(0)  コメント(0)