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茨城沖に海底油田か [地震・火山・地質]

7月27日(月)

こういうニュースは楽しい。
実際には、採掘コストが高すぎて(中東から運んでくる方が安い)、実用化はしないだろうけど。
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茨城沖に海底油田か、採掘探査中 巨大ガス田の跡も発見

国の登録記念物に指定されている茨城県北茨城市の景勝地・五浦海岸。一帯に広がる奇岩が海底の天然ガスによってつくられたと、茨城大大学院の安藤寿男教授(地質学)と北海道大の研究チームが今月、発表した。茨城沖の海底に巨大なガス田が存在したとみられ、原油が存在する可能性が高いという。

五浦海岸周辺から福島県いわき市にかけての海岸線は、約1650万年前に炭酸カルシウムが凝結した層状の堆積(たいせき)岩(炭酸塩コンクリーション)が広く分布している。いわゆる天然のセメントで、有機物中の炭素と海水中のカルシウムが結びついて形成されるが、炭素の由来がよく分かっていなかった。

研究チームは2013年から、高感度検出器を用いて岩の塊に残る空洞の中の微量なガス成分を測定。気体に含まれる水素やメタン、エタンなどの特徴や組成を調べた。その結果、炭素の由来はメタンで、メタンは天然ガスに由来することをつきとめた。地殻変動で海底からわき出た天然ガスのメタンを微生物が分解、さらに海水中のカルシウムと化学反応を起こして岩塊を形成したという。

五浦海岸周辺の堆積岩の体積は少なくとも600万立方メートル(東京ドームで5個分)。天然ガス田で国内最大級の「関東天然ガス開発」(千葉県)の可採埋蔵量約1千億立方メートルに匹敵する。岩塊を形成したのはガスの一部だったことや、後に風化や浸食で削られた岩の分を考慮すると全体の流出量はさらに多いとみられる。

また、ガスの成分分析から、ガスは海洋の動植物プランクトンの死骸が地熱で分解されたとみられ、原油がある可能性が高い。茨城沖海底の白亜紀(1億4500万年~6600万年前)の地層で生み出されたと推測されるという。

独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」は、19年度から三次元物理探査船「たんさ」による国内の海底資源調査を始めており、茨城沖も対象。安藤教授は「採掘には相当なコストがかかると予想されるが、今後の資源探査が待たれる」と語る。

論文は5月に地質学の国際学術誌でウェブ上で公開され、今月14日に雑誌が発行された。(古源盛一)

『朝日新聞』2020年7月28日 9時02分
https://www.asahi.com/articles/ASN7W7KL8N7FUJHB00F.html?iref=pc_ss_date


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新型コロナ感染症の重症化リスクの新説「ワルファリン感受性」 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

7月27日(火)

新型コロナ感染症の重症化リスクの「謎の人種的差異」についての大隅紀子先生(東北大学大学院医学系研究科教授)の新説「ワルファリン感受性」。

欧米では、コロナ感染症の直接的な死因として「血栓症」が注目されている。

「血栓」で足を切断した人もいた(ブロードウェイ俳優ニック・ コルデロさん、その後、死亡)。

しかし、日本のコロナ感染症の死者で、そういう話はあまり聞かないように思う。

どうも死に至る様態が違う可能性が高い。
となると、そこには、理由があるはずだ。

【追記】
針間克己先生が紹介されている文献によると、
ワルファリンの治療効果に関する遺伝子多型の頻度には、かなりの人種差があり、ワルファリン感受性が高いと言われるVKORC1のH1、H2タイプの頻度は、欧州人で約4割、アフリカ人で約1割であるのに対し、アジア人では9割程度と高い。
https://www.mhlw.go.jp/www1/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/235-s2.pdf
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「日本のコロナ死亡者数はなぜ少ない? BCGに続く「ファクターX」もう一つの有力候補」(抄録)

もう一つ、大隅教授が興味を持つファクターXの有力候補に、「ワルファリン感受性」がある。ワルファリンとは血液を固まりにくくする作用を持つ薬で、世界的に使用されている。
 しかしこのワルファリン、国や地域によって効果の出方に差があることが以前から指摘されてきた。大雑把に言えば、アジア系の人には効きやすく、アフリカ系の人は効きにくい。同じアジアでも日本を含む東アジア系は最も効きやすく、南・中央アジアの人には効きにくい。ヨーロッパの人の効き方は、東アジアとアフリカの中間くらい――とされている。
 この傾向が、新型コロナの重症化率の傾向と重なるのだ。
ワルファリンの効き方は、遺伝子によって左右される。つまり、ワルファリンが効く遺伝子と効きにくい遺伝子があり、これが新型コロナの重症化に何らかの関与をしている可能性が浮上してくるのだ。

「文春オンライン」2020年7月27日(月) 6:01配信
https://bunshun.jp/articles/-/39188


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アメリカ、コロナ死者が4日続けて1千人超 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

7月27日(月)

アメリカ、7月21~24日の4日続けて死者1000人超え(4日間の合計4535人)。

日本は、同じ期間、+1、+1、+2、+3の8人。

人口が2.6倍違うとはいえ、4535人と8人とでは、あまりに違い過ぎる(218倍)。
いったいアメリカは何をやってるんだ?

こうした国による差異を、マスク使用率の違いのような文化的要因で説明することが、最近の主流になってきている。
しかし、それだけで、これほど大きな差が生じるか? 私は納得できない部分がある。
やはり、生物学的要因があると思っている。

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コロナ死者が4日続けて1千人超、再度の自宅待機指示求める声も 米

(CNN) 米国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、子どもたちを学校に送るのか、あるいは経済活動を再び停止するのかといった議論が顕在化しつつある。

米国で新型コロナウイルスによる死者が4日続けて1000人を超えた。ジョンズ・ホプキンス大学の集計によれば、26日時点での新型コロナウイルスによる米国の死者数は14万6000人超。

米疾病対策センター(CDC)が発表した予測によれば、米国で8月15日までに新型コロナウイルスに関連して死亡する人の数は最大17万5000人。

病院が患者であふれ、検査結果が判明するまで時間がかかっていることから、一部の地元社会の指導者からは2度目となる自宅待機指示の発令を示唆する声も上がっている。

自宅待機指示をめぐっては、150人を超える著名な医療の専門家や科学者、教師、看護師らが先ごろ、公開書簡を出し、指導層に対して、経済活動を停止して、新型コロナウイルスの抑制をやり直すよう呼び掛けた。

公開書簡では、このままいけば11月1日までに20万人以上の米国人の生命が失われる可能性があるにもかかわらず、多くの州ではバーで酒を飲んだり、散髪に行ったり、レストランの店内で食事をすることがゆるされているなどと訴えている。書簡は、トランプ政権と連邦議会議員、州知事に宛てられている。

一部の州では死者数や感染者数が過去最高を記録している。

カリフォルニア州では24日に新型コロナウイルスによる死者が159人報告されたが、これは感染拡大が始まってから1日当たりの死者数としては過去最高。ジョンズ・ホプキンス大学によれば、カリフォルニア州の感染者数は44万6450人超。

ジョージア州では24日に少なくとも4813件の新規感染者が報告されたが、これも1日当たりの数字としては過去最多。

オレゴン州では24日に新型コロナウイルスに関連した死者が新たに9件報告された。これは感染拡大が始まってから1日当たりの死者数としては最多。

「CNN」2020.07.27 Mon posted at 11:31 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35157259.html
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ちょっと贅沢、中華とお寿司 [日常(料理・食べ物)]

7月27日(月)
(続き)
午前中から、しゃべったので、お腹が減った。
昼食は、武蔵小杉駅「南国酒家」。
日替わりランチが、麻婆豆腐&卵チャーハンだったので、それにする(1600円)
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お値段並みにおいしい。
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14時40分、帰宅。
心身消耗。
ゼミのゲストは楽しかったけど、苦手な午前中の仕事と高湿度のダブルパンチは、やっぱりきつかった。
2時間近く、昼寝。

夕食は、久しぶりにお寿司をとる。
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一本穴子。
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茄子と卵のお汁。
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今日は、昼食・夕食と、ちょっと贅沢をしてしまった。

夜中、講義録の仕上げ。
明け方、最後の講義録をアップ。

就寝、5時半。


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